フィリピンのフェルディナンド・マルコス大統領。マニラのマラカニアン宮殿で(2022年11月21日撮影、資料写真)。(c)Haiyun Jiang / POOL / AFP 【11月22日 AFP】フィリピンのフェルディナンド・マルコス(Ferdinand Marcos)大統領は22日、南シナ海(South China Sea)に落下したロケットの残骸を中国当局が比軍から強奪したとされる問題で、なぜ中国側が「より穏便な」報告をしたのか、中国側に説明を求める方針を明らかにした。 比海軍高官は21日、同軍が南シナ海の南沙諸島(スプラトリー諸島、Spratly Islands)沖に落下したロケットのフェアリング(大気圏外到達後に切り離される覆い)を回収していたところ、中国海警局(沿岸警備隊)がこれを「力ずく」で奪ったと非難。これに対し中国側は、「友好的な話し合い」を経て引き渡しが行われたと主張した