京丹後市峰山町で18日に、初の「こまねこまつり」が開かれる。地元の人たちが実行委員会を作っての催し。手作り市や、猫にまつわる企画がたくさん計画されている。 峰山は丹後ちりめんの町で、生糸を作り出す蚕を大敵のネズミから守る猫を、昔から大切にしてきた。こうした人びとの気持ちが込められているのが、峰山町泉の金刀比羅神社。境内社で養蚕の神様・木島神社は、地元の糸商人や養蚕家たちが幕末の天保3年(1832)に奉納した猫の狛犬「こまねこ」一対がある。全国でも例を見ないものとして、特に近年の猫ブームの中で注目を集めるようになっている。 ■手作り市やスイーツも■ 境内では、雪の時期を除いた3月〜12月の毎月第3日曜日に「こんぴら手づくり市」が開かれていて、9月で70回になることから「いつも以上に、にぎやかな催しに」との話が持ち上がり、様々な協賛事業が組まれた。 いつもは20組ほど並ぶ手づくり市が、記念回数