酒蔵を改装し図書館オープン 南魚沼市の八海醸造(南雲二郎社長)は19日、酒蔵を改装した食と酒のミニ図書館「八蔵(はちくら)資料館」を同市長森にオープンした。同社は「地域や食文化を語るコミュニケーションの場にしたい。気軽に立ち寄って、くつろいでいってほしい」としている。 資料館は同社の醸造工場「第二浩和(こうわ)蔵」の隣に整備された。酒造りの資材などを保管していた木造の蔵の2階部分を改装し、世界の食や酒にまつわる本1400冊をそろえた。事業費は約1500万円。 新たに作った大きな窓から、八海山麓の風景を楽しめる。光が差し込む約140平方メートルの空間には、約30席のソファやいすを用意。ゆったりと読書や会話を楽しんでもらおうと、コーヒーも100円で提供する。 蔵書は「日本料理」「欧米料理」「お菓子」「日本茶」「日本酒」などに分類され、キッズコーナーも設けた。資料館を管理する「蔵爺(くら