「支持政党なし」敗訴確定=16年参院選、「なし」は無効票-最高裁 2016年の参院選比例代表選に候補者を擁立した政治団体「支持政党なし」と佐野秀光代表が、「なし」と記載された無効票が有効であれば議席を獲得できたとして中央選挙管理会を訴えた訴訟で、請求を認めない判断が確定した。最高裁第3小法廷(岡部喜代子裁判長)が21日付の決定で団体側の上告を退けた。 同団体は、比例代表選で約64万票を得たが、議席獲得には約41万票足りなかった。「『なし』や『政党なし』と記載した票は少なくとも50万票あり、有効とすれば比例代表の最後の議席を獲得した自民党議員の当選は無効だ」と訴えた。 一審東京高裁は「『なし』との記載からは、団体に対する投票か、適任の候補者がいないという趣旨か確認が困難だ」と指摘。無効票を同団体への投票とは認めず、請求を棄却した。 (2017/03/22-18:06) 【政治記事一覧へ】