【バンコク=共同】タイ暫定政権は9日、中国新疆ウイグル自治区からタイに逃れてきたウイグル族約100人を中国に強制送還したと発表した。国際人権団体は迫害の恐れがあると非難、国際社会から強い反発が起こるのは必至だ。複数の関係者によると、ウイグル族を乗せた航空機
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【北京=矢板明夫】北京中心部の天安門広場で発生した車両突入事件で中国当局は「新疆ウイグル自治区の独立を目指す組織によって綿密に計画されたテロ」と断定した。しかし、開示された情報が少ない上、疑問点も多く存在し、北京のウイグル族支援者らの間では、この結論を疑問視する声もある。事件の3つの謎を検証すると…。 ウイグル族支援者らが最も注目しているのは突入事件で死亡した3人の容疑者のうち、2人が女性で息子夫婦と母親という家族だったことだ。イスラム過激派によるテロ事件は世界各地で起きているが、実行役に選ばれるのは若い男が圧倒的に多い。警察が女性に対するチェックが甘いことを逆手にとって女性が選ばれることもあるが、新疆では女性を実行犯とする暴力事件はほとんど起きていない。 とくに、70歳とされる母親をわざわざ同乗させたことは不可解だ。ある弁護士は「テロ組織が関与していれば、より確実に任務を遂行させるため
【北京=矢板明夫】11月9日に開幕する中国共産党の重要会議である第18期中央委員会第3回総会(3中総会)の前に、中国政治の心臓部である北京の天安門前で発生した車両突入事件が、今後の共産党内の権力闘争を加速させる可能性が出てきた。中国メディアによると、ウイグル族の関与が明らかとなり、習近平主席が主導する最近の少数民族への高圧的な政策が裏目に出た形だ。今後、習主席と距離を置く党内の改革派を中心に政策転換を求める声が高まる可能性がある。 新疆ウイグル自治区では、4月から6月にかけて警察官とウイグル族グループが衝突する事件が相次いで発生した。その際、習指導部は武装警察官を多数投入し、発砲を許可するなどして鎮圧した。その後、ウイグル族から刀を取り上げ、一部の地域でひげを禁止するなど宗教弾圧を強化し続けた。 共産党筋によると、こうした強引なやり方に対し、「民族間の対立を深刻化させる」と言った批判が、胡
サイデルが手がけるNYやロンドンの個性派ホテル 新世代の個性派ホテルとして注目されているサイデル・グループ。同グループが運営する都市型のホテルはビジネス客のすべてのニーズに応じることがコンセプト。その充実度は自給自足の島に例えられるほどだ。ニューヨーク、ワシントン、ロンドンにある各ホテルを紹介。
多数の死傷者が出た18日の中国新疆ウイグル自治区ホータン市の派出所襲撃事件は、少数民族ウイグル族の女性の伝統衣装着用を禁じる地元政府の政策への不満が引き金だった可能性があると、22日付の香港紙サウスチャイナ・モーニング・ポストが伝えた。 事件の目撃者が、犯行グループは事件の際に伝統衣装禁止に反対するスローガンを繰り返し叫んでいたと証言。地元政府当局者は同紙に、数カ月前から衣装禁止策を始めていたことを認めた。 衣装は黒いベールと黒いゆったりしたワンピース。地元女性の証言では5、6月ごろから着用を禁じられ、商店での販売も停止させられた。 当局者は「こうした衣装は武器を隠しやすく、治安にとって脅威だ」と禁止理由を説明した。(香港・共同)
【台北・大谷麻由美】亡命ウイグル人組織「世界ウイグル会議」議長、ラビア・カーディルさんが訪台する意向を表明した問題で、馬英九政権は25日、カーディルさんの入境を認めない方針を明らかにした。同議長は査証(ビザ)申請も始めていないが、新疆ウイグル自治区ウルムチで7月に起きた暴動にかかわった「民族分裂をはかる分子」と中国が議長を非難しており、馬政権が中国に配慮したとみられる。 台湾内政部(内政省)の江宜樺部長は同日の立法院(国会)で、議長は政治的な人物で、訪台目的も自治区の独立運動と関係がある可能性を指摘。入境禁止は「台湾の利益を考慮した」と説明し、「同会議は国際テロ組織と密接な関係を持っている」と述べた。
中国新疆ウイグル自治区ウルムチ市で4日、治安部隊に追われ、逃げる漢族のデモ参加者ら=ロイター新疆ウイグル自治区の地図 【北京=峯村健司】中国新疆(しんきょう)ウイグル自治区ウルムチ市で3日に起きた漢族住民らによるデモの参加者は数万人に達した。4日も続いたため、武装警察部隊が催涙ガスを使って鎮圧に当たった。地元住民らによると、きっかけは同市内で続発する注射針を使った「連続通り魔事件」をめぐる政府の対応に対する不満で、住民らは公然と地元政府への批判の声を上げた。 言論統制が厳しい中国で、集会やデモで政府批判をすることはきわめて異例。7月の騒乱以降、漢族とウイグル族の間で感情的な対立が深まっていたが、政府や共産党の批判へと発展した。10月1日に建国60周年記念式典を控え、さらに緊張が高まる可能性がある。 当局は3日、大量の治安部隊を動員し鎮圧しようとしたが、数万人のデモ隊は市政府庁舎にまで
米科学誌、中国・核実験でウイグル人数十万人が死亡した可能性 (1/2ページ) 2009.7.30 19:00 【ワシントン=古森義久】米国で最も人気の高い科学雑誌「サイエンティフィック・アメリカン」最新号が、中国の新疆(しんきょう)ウイグル自治区で中国当局が実施した40数回の核爆発実験の放射能により、数十万ものウイグル住民が死亡した可能性があるとする記事を掲載した。 記事は、ウイグル人医師のアニワル・トヒティ氏と札幌医科大教授で物理学者の高田純氏の合同調査結果を基礎に書かれたもの。高田教授は同自治区のシルクロード紀行番組を長年、放映したNHKの核実験無視の姿勢を非難している。 「サイエンティフィック・アメリカン」7月号は、「中国の核実験は多数の人を殺し、次世代を運命づけたのか」「中国が40年にわたり核爆弾を爆発させたことで、放射能の雲は住民の上を覆った」という見出しの記事を掲載した。 同
中国新疆ウイグル自治区ウルムチで5日、通りで火を消し止める消防隊員ら(新華社)=ロイター中国新疆ウイグル自治区ウルムチでパトカーをひっくり返す人々。6日、中国中央テレビ(CCTV)が放映した映像から=ロイター中国新疆ウイグル自治区ウルムチで5日、警戒のため動員された警官隊。写真は匿名の市民からの提供=AP中国新疆ウイグル自治区ウルムチで5日、路上に広がり抗議する人たち。写真は匿名の市民からの提供=AP 【北京=坂尻顕吾】中国・新疆ウイグル自治区ウルムチで多数の市民と武装警察が衝突した騒乱で、新華社通信は6日、140人が死亡、828人が負傷したと伝えた。死傷者数はさらに増える見通し。1949年の建国以来、当局が認めた少数民族の騒乱では最大級の規模とみられる。 現地に滞在する関係者によると、同自治区のカシュガルと伊寧でもウイグル族のデモが発生、緊張が高まっている。中国人権民主化運動情報
中国新疆ウイグル自治区ウルムチで5日、警戒のため動員された警官隊。写真は匿名の市民からの提供=AP中国新疆ウイグル自治区ウルムチで5日、路上に広がり抗議する人たち。写真は匿名の市民からの提供=AP 【北京=坂尻顕吾】中国西部の新疆ウイグル自治区のウルムチ市で5日夜、大勢の市民が参加した騒乱があり、武装警察と衝突した。国営新華社通信によると、多数の市民と武装警官1人が死亡、20人以上が負傷。当局は同日深夜までに事態を沈静化させたとしているが、騒乱の規模などは明らかにしていない。 新華社通信によると、騒乱が起きたのは同日午後8時ごろ(日本時間同9時ごろ)。ウルムチ市の人民広場や解放路、大バザール(市場)などで多数の車両が焼かれ、多くの商店が破壊された。 事件の背景について、新華社は「民族分裂を図るウイグル族系のグループが最近、ウェブサイトなどを通じて騒ぎを扇動していた」と指摘。今回の
宗教に政治介入、波紋 中国・インドネシア(1/2ページ)2008年9月12日7時19分印刷ソーシャルブックマーク ■ラマダン中に「断食するな」 【上海=西村大輔】9月初めのイスラム教断食月(ラマダン)開始後、イスラム教徒のウイグル族などが多く住む中国新疆ウイグル自治区の各地方当局が、断食の時間に食事をさせるなど、宗教活動への介入を強めている。8月に相次いだ政府機関への襲撃事件が背景にあるとみられるが、信教の自由の侵害として国際的な批判を招きそうだ。 8月4日にウイグル族の男2人が武装警察を襲撃、16人が死亡する事件があったカシュガル市。同市管内のイェンギサール県政府は飲食店67店に、ラマダン中も通常通り営業することを約束する承諾書に署名させた。 イスラム教徒が多い地域の飲食店は、断食の時間とされる日の出から日没まで閉店することが多いが、県政府は「社会秩序を乱し、民衆の生活に大きな影響を及ぼ
中国国営の新華社通信によると、新疆ウイグル自治区クチャ県の中心部で10日未明、数回の爆発があり、2人が死亡した。爆発の後、散発的な銃声も響いた。死者数は今後増える可能性がある。警察が調べており、人民解放軍も警戒態勢に入った。 新疆ウイグル自治区では4日、カシュガルで警官部隊が手製の爆弾などで襲撃され、警察官16人が死亡する事件があり、当局者は「テロ事件」と明言。今回も、北京五輪妨害を狙ったテロの可能性がある。 目撃者によると、爆発があったのは10日午前3時20分(日本時間同4時20分)から午前4時の間。爆発音の後、炎が見え、散発的に銃撃の音が聞こえた。 クチャは天山山脈の南側でシルクロードの要衝。周辺に仏教遺跡などがあり日本人観光客も訪れる。区都ウルムチから直線で西南に約400キロの地点。(共同)
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