オバマ政権を批判する米保守派運動「ティーパーティー」が追い落としを図っていた米民主党のステューパック下院議員(58)は9日、地元ミシガン州で記者会見し、11月の中間選挙に出馬しないと発表した。 同議員は民主党内の中絶反対派として知られる当選9回のベテラン。医療保険改革法に最終段階で賛成したことを受け、ティーパーティーの標的となっていた。法成立後に同改革の反対派から脅迫も受けていた。 同議員は医療保険改革法成立で「私の最大の使命は果たされた」と強調、ティーパーティーの動きや脅迫と不出馬判断の関係を否定した。(共同)