トヨタ自動車は27日、アクセルペダルの不具合でリコール(無料の回収・修理)を決めた「カムリ」など対象8車種の、米国での販売を当面停止すると発表した。販売中止の期間は現時点で未定。それに伴い、カナダを含む北米5工場での8車種の生産も2月1日から1週間、停止する。 販売、生産が一時中止となるリコール対象車は「カムリ」のほか「RAV4」「カローラ」「マトリックス」「アバロン」「ハイランダー」「タンドラ」「セコイヤ」の8車種。 トヨタが品質問題に絡んで、米国でこれほど大規模な販売中止や生産中断に追い込まれるのは初めて。トヨタは米国市場で今年197万台の販売を計画しているが、今後の販売計画や今後の業績に大きな影響を与えそうだ。 生産停止で影響を受けるのはインディアナ、ケンタッキー、テキサスの各州とカナダの生産施設5カ所。生産停止の期間は延長される可能性もあるという。