衆院選の前哨戦として注目され、18日に投開票があった栃木県の2県議補選(欠員各1)で、みんなの党の公認や支援した候補が、自民・公明党が推した候補に一騎打ちで敗れた。 同県は、「第3極」を目指すみんなの党の渡辺喜美代表の地元で、同党関係者は危機感を口にした。 県南部の小山市・野木町選挙区は、自民党とみんなの党のいずれも新人の公認候補が、北部の那須塩原市・那須町選挙区は自民・公明推薦と、みんなの党が全面的に支援した新人候補同士がぶつかった。北部は、渡辺代表が5選してきた栃木3区と重なる。衆院選では、自民党とみんなの党の候補が県内全5選挙区でぶつかる見通しで、渡辺氏は度々応援に入り「これは前哨戦だ。渡辺にとっても負けられない」と訴えていた。