関連トピックス新型インフルエンザタミフル 米疾病対策センター(CDC)は3日、新種の豚インフルエンザ(H3N2型)の感染者が米国内で7月下旬以降、新たに12人確認されたと発表した。患者はいずれも軽症で、豚から直接感染したとみられる。今後、感染者が増える可能性もあり、監視の強化を呼びかけている。 このウイルスは、2009年に新型インフルエンザとして大流行したH1N1型の遺伝子の一部を持っていることが特徴。12人は中西部のオハイオ州10人とインディアナ州1人、それにハワイ州の1人で、豚がいる農業祭などの行事に参加したことが確認されたという。 これによって米国内で確認された感染者は、昨年7月から計29人に上る。過去には人から人への感染が疑われるケースもあり、CDCは警戒を強めている。(ワシントン=行方史郎)