厚生労働省は19日、肺の病気のため自宅で高濃度の酸素を吸入する装置を使っている患者が、引火が原因とみられる火災で死亡した例が今年に入り2件あったと発表した。同様の死亡例はこの9年間で40件近くにのぼり、厚労省は装置に火を近づけたり、吸入中に喫煙したりしないよう改めて注意を呼びかけている。 日本産業・医療ガス協会の調査によると、6月に岡山県の80代男性がたばこの火の引火で、11月に京都府の70代女性がストーブの火が原因とみられている火災で、それぞれ死亡した。 2003年12月以降では、装置を使っている住宅で起きた火災で少なくとも38人が死亡し、1人が重症のやけどを負っている。原因はたばこ18件、ストーブ2件、漏電1件、ライター1件、不明17件だった。 続きを読むこの記事の続きをお読みいただくには、会員登録が必要です。登録申し込みログインする(会員の方)無料登録で気軽にお試し! サービスの