米海外向け放送、ボイス・オブ・アメリカ(VOA、電子版)は20日、中国の胡錦濤国家主席の長男、胡海峰氏(38)が幹部を務める中国企業がナミビアで不正行為を行った容疑で当局の調査を受けていると伝えた。ナミビア捜査当局は胡海峰氏本人に嫌疑はないとした上で、疑惑について説明を期待しているという。関連記事挑戦者・嶋田がナミビアへ ボクシング…胡主席サミット・ドタキャン「暴動処理…記事本文の続き 問題の企業は空港などで使用するエックス線安全検査機を製造・販売する「威視公司」。ナミビア政府は検査機を5600万ドル(約53億円)で購入したが、資金の一部は中国側が低利融資。この融資資金をめぐり企業側に不正があった疑い。当局は威視のナミビア代表ら3人を詐欺や経済不正の容疑で拘束した。 胡海峰氏は最近まで威視社長で、現在は同社の持ち株会社の共産党委員会書記という。(共同)