【ロンドン=木村正人】英航空防衛機器大手BAEシステムズによるサウジアラビアへの裏金疑惑の捜査が打ち切られたのは正当だったかどうかを審理する公判が14日、英高等法院で始まった。法廷に提出された内部資料から「サウジ側から捜査が続けばテロ情報の提供をやめる」と英政権が警告されていた実態が浮かび上がっている。 この疑惑では、サッチャー政権時代の1985年に調印された「アルヤママ」と呼ばれる長期の武器輸出取引に絡み、サウジの有力王族、バンダル王子(サウジ国家安全保障会議議長)に約10億ポンド(約2100億円)の裏金が渡ったとされる。 英紙ガーディアンなどによると、英重大不正取締局(SFO)の捜査が大詰めを迎えていた2006年12月、同王子がロンドンを訪れブレア首相(当時)と面会。このあと、英政府は「英国の安全保障に対する現実的で深刻な脅威になる」として捜査を中止させた。当時、BAEはサウジに戦闘機
第72回選抜高校野球の開会式前日に選手宣誓の練習をする当時、作新学院高主将の林公則容疑者=平成12年3月24日、甲子園球場(山下香 撮影) 女子高校生(17)にわいせつな行為をしたとして、栃木県警少年課と下野署は15日、県青少年健全育成条例違反(淫行(いんこう)などの禁止)の疑いで、作新学院高校教諭、林公則容疑者(25)=宇都宮市駒生町=を逮捕した。 林容疑者は、同校野球部出身で、平成12年の選抜高校野球大会に主将として出場し、選手宣誓をしていた。 調べによると、林容疑者は平成19年12月15日午後2時ごろ、同県下野市内のホテルで県内に住む高校3年生=当時(17)=が18歳未満であることを知りながらみだらな行為をした疑い。林容疑者と少女とは以前から面識があり、調べに対して容疑を認めているという。
音楽演奏者への著作権保護を50年から95年に延長することを欧州委員会の委員が2月14日に提言した。 欧州では作曲家の著作権保護期間は死後70年だが、演奏者は録音から50年となっている。50年間では生きている間に保護期間が切れることが多いと、同委員会の域内市場委員チャーリー・マクレビー氏は指摘している。「楽曲に生命を吹き込むのは演奏者だ。ほとんどの人はお気に入りの曲を誰が書いたか知らないが、演奏者の名前はだいたい分かる」 マクレビー氏は録音物の著作権保護期間を95年間に延長する案を正式に提出する意向で、欧州委員会で2008年夏の休会までに採択の準備ができるはずだとしている。 このまま何もしなければ、向こう10年で、数千人の欧州の演奏者が50年代、60年代後半に録音した楽曲のロイヤルティーを得られなくなると同氏は主張する。「ここで言っているのはクリフ・リチャードのような主演アーティストのことで
米Time Warner傘下のCNN Worldwideは2月13日、市民記者サイト「iReport.com」のβ版立ち上げを発表した。3月にはすべてのサービスが利用可能になる予定。iReport.comは、編集者が記事の取捨選択、監視、内容の編集を行わない、完全にユーザー任せのサイトだ。 CNN.comが1年半前にサイト上で開始したiReportイニシアチブが順調で、送信されたビデオ、写真、テキストの総数が10万件近くに上った。中にはバージニア工科大学乱射事件を携帯電話で撮影した写真、ミネアポリスでの橋落下をとらえた映像、世界各国での政治的な抗議運動の写真など、貴重な情報が含まれていたという。 しかしiReportに送られた情報のうち、CNNがテレビやサイトで実際に使用するのはわずか10%にすぎない。CNN.comから独立、新設されたiReport.comでは、寄せられたすべての情報がそ
あれはたしか、2005年の晩秋だっただろうか。 そのとき私は中国政府の国家教育部(日本の元文部省に相当)との打ち合わせで北京にいたのだが、上海に行かなければならない急用が生じて、何とか土日を挟んだ夜の時間を使って「とんぼ返り」をすれば北京における業務に差し支えないだろうと、急遽上海に飛んだ。仕事は効率よく進み、土曜日の夜にはおおかた終わらせることができた。万一日曜日までずれ込んだ時のために、翌日の北京に戻るフライトは、やや遅めに取ってあったので、私にはめずらしく、午前中が空いたのだった。 そこで上海の仕事上の知人が、「どうですか。せっかく上海にいらしたのなら、みやげ話にひとつ、おもしろいものを見ていきませんか」と誘いをかけてきた。 「おもしろいものって…」 「ええ、それがね。最近になって出現した現象なんですが、公園に父母たちが集まって、自分の娘の婿探しをしてるんですよ。娘の略歴、希望する相
日経新聞社の専売店「NSN初台」(東京都渋谷区)が274人分の読者名簿を紛失していたことが15日、分かった。名簿には購読者の住所、氏名、電話番号などが記載されていた。 同社によると、13日午後1時ごろ、東京都新宿区西新宿の路上で、営業中のNSN初台の男性社員(55)が持っていた読者名簿を風に飛ばされ、274人分が回収できず紛失した。同社は警視庁新宿署に届け出るとともに経済産業省に報告した。 同社広報グループは「大変遺憾。ご迷惑をかけた方々におわびし、再発防止に向けて各販売店に個人情報の管理を徹底するよう改めて指導する」としている。
あらゆる細胞に分化する万能性を持つ「人工多能性幹細胞(iPS細胞)」を、ヒトの皮膚細胞から世界で初めて作った京都大学再生医科学研究所の山中伸弥教授らの研究グループが、同じ手法で成体マウスの肝臓と胃の細胞からiPS細胞を作ることに成功、マウスでの実験成果を15日発行の米国科学誌「サイエンス」電子版に掲載した。 iPS細胞の作製には、がんを引き起こすとされるレトロウイルスを使うが、肝臓や胃からできたiPS細胞は皮膚由来のものより、レトロウイルスが細胞内の染色体に入り込むことが少なく、がん化の危険が低いことが判明。iPS細胞を使ってヒトの臓器や骨などを作る再生医療の実用化に向けて一歩前進した。 これまでヒトやマウスの皮膚からiPS細胞の作製に成功した研究グループは今回、レトロウイルスを使って万能性に関係する4つの遺伝子をマウスの肝臓と胃の細胞に導入。iPS細胞ができる確率は、ヒトの皮膚で作る場合
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