市営住宅取り壊され、たばこコレクション失ったと提訴2008年9月17日9時5分印刷ソーシャルブックマーク 和歌山市が市営住宅取り壊しの期日を間違え、保管していた明治時代のたばこの箱などたばこ関連のコレクション約2万4千点や父の遺骨などが失われたとして、住宅を借りていた同市有家の自営業厚美義人さん(54)が、市を相手に約3255万円の損害賠償を求めて和歌山地裁に提訴した。市は厚美さんが住宅を明け渡す前に、予定より約1カ月早く取り壊したという。 厚美さんらによると、住宅には記念たばこや観光たばこの箱、日本専売公社(現・日本たばこ産業)の支局の看板などを収蔵していた。公社に勤めていた父親が集め、79年から「和歌山たばこミニ博物館」として一般公開。全国の愛好家が訪れていたという。 訴状によると、この住宅に1953年ごろから住んでいた父親が01年に死亡。厚美さんがコレクションなどを相続した。市から0