経済産業省原子力安全・保安院は22日、運転中の女川原発(宮城県女川町、石巻市)1号機で、緊急炉心冷却システム(ECCS)の一部が長期間機能していなかったとして、東北電力を厳重注意した。同社が定める原子炉施設の保安規定に違反したと判断、9月24日までに根本原因を究明し再発防止策を報告するよう指示した。 保安院によると6月22日から今月15日まで、原子炉の格納容器内で少量の冷却水漏れが起きた場合に、ECCSの一部の高圧注水系が作動しない状態が続いていたという。
経済産業省原子力安全・保安院は22日、運転中の女川原発(宮城県女川町、石巻市)1号機で、緊急炉心冷却システム(ECCS)の一部が長期間機能していなかったとして、東北電力を厳重注意した。同社が定める原子炉施設の保安規定に違反したと判断、9月24日までに根本原因を究明し再発防止策を報告するよう指示した。 保安院によると6月22日から今月15日まで、原子炉の格納容器内で少量の冷却水漏れが起きた場合に、ECCSの一部の高圧注水系が作動しない状態が続いていたという。
「原発」「火災」「放射能」−。こんな見出しが新聞に踊るたび、人々は不安におののく。10月〜11月の2カ月で3度の火災が発生した東北電力女川原子力発電所(宮城県女川町、石巻市)。いずれもすぐ消火され、放射能もれなど周辺環境への影響はなかったが、地元自治体や住民の大方の反応は「なぜ続くのか」。平成22年度までに同原発でプルサーマル計画の実施を目指す東北電。信頼回復のため、どうやって再発防止に取り組むのか。(渡部一実) 「毎度お騒がせして申し訳ありません」。3度目の火災があった11月27日夜、仙台市青葉区の東北電本社。記者会見に集まった報道陣1人1人に、同社の広報担当者が深々と頭を下げて回った。 会見では、同社の斎藤恒夫火力原子力本部長、梅田健夫原子力部長が「原因究明」「再発防止策の徹底」「安全第一の原発」を繰り返した。記者から「2カ月で3度目。もう謝罪の言葉に重みがない」と指摘されると、斎藤本
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