慶尚北道蔚珍(キョンサンブクド・ウルチン)原子力発電所4号機の伝熱管3800個余りが損傷したことが明らかになった。伝熱管は原発の蒸気発生器内部の熱を伝達する管だ。破損した場合には外部の空気と水などが放射性物質に汚染される可能性がある。 原子力発電所側は問題になった伝熱管のうち900個余りは閉鎖し、残りは管内を補強する再生作業を行っている。原発関係者は、「摩耗した管をふさげば安全に大きな問題はない」と話した。
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「原発」「火災」「放射能」−。こんな見出しが新聞に踊るたび、人々は不安におののく。10月〜11月の2カ月で3度の火災が発生した東北電力女川原子力発電所(宮城県女川町、石巻市)。いずれもすぐ消火され、放射能もれなど周辺環境への影響はなかったが、地元自治体や住民の大方の反応は「なぜ続くのか」。平成22年度までに同原発でプルサーマル計画の実施を目指す東北電。信頼回復のため、どうやって再発防止に取り組むのか。(渡部一実) 「毎度お騒がせして申し訳ありません」。3度目の火災があった11月27日夜、仙台市青葉区の東北電本社。記者会見に集まった報道陣1人1人に、同社の広報担当者が深々と頭を下げて回った。 会見では、同社の斎藤恒夫火力原子力本部長、梅田健夫原子力部長が「原因究明」「再発防止策の徹底」「安全第一の原発」を繰り返した。記者から「2カ月で3度目。もう謝罪の言葉に重みがない」と指摘されると、斎藤本
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