【ワシントン=矢沢俊樹】全米商工会議所のオバーバイ・アジア担当副会頭は日本経済新聞との会見で、日本の環太平洋経済連携協定(TPP)交渉参加を巡って「日米で自動車の市場開放協議を先行するよう強く求めたい」と述べた。米国車輸入に一定の目標数量枠を設ける案も有力な選択肢と指摘した。日本の交渉参加について「日本政府が厳しい決断をする準備ができていることを示すべきだ」と強調。米韓が自由貿易協定(FTA)
【ワシントン=柿内公輔】環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)をめぐり、野田佳彦首相は、11月に米ハワイで開かれるアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議を前に、交渉参加を表明する方針だ。TPPを「経済政策の要」ととらえる米国は日本の参加を表向き歓迎するが、対立を残したままの表明に危惧を抱いている。 環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)は、輸出拡大で景気浮揚を目指すオバマ政権の経済戦略の要だ。交渉の旗振り役を務めることでTPPの主導権を握る思惑もある。それだけに交渉の入り口で迷走する日本への見方は冷ややかだ。 「通商案件が活気づいている。TPP交渉をやり遂げることを約束する」 米通商代表部(USTR)のマランティス次席代表は、難航した韓国やコロンビアとの自由貿易協定(FTA)批准を終えた今が、TPP推進の好機とみる。勢いを駆って、11月のAPEC首脳会議での大枠合意にこぎつけたい考えだ。
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