ドイツ検察当局は20日、同国のスポーツカーメーカー、ポルシェのウィーデキング前社長とヘルター前最高財務責任者(CFO)が株価操縦などにかかわった疑いがあるとして、ポルシェ本社などを家宅捜索したことを明らかにした。ドイツのメディアが報じた。 ポルシェの子会社の自動車大手フォルクスワーゲン(VW)の株式が昨年、急騰したことに関連しているとみられる。 金融監督庁の捜査を受けたもので、インサイダー情報を不適切に漏らした疑いもあるもようだ。詳しい容疑は明らかにされていない。 ポルシェは1月にVWを子会社化。この過程で、ポルシェが巨額の負債を抱えることにつながったことなどから7月下旬、前社長ら2人は引責辞任している。(共同)