昨年末、往年のスピーカーブランド「DIATONE」が6年ぶりの復活を果たした。30代以上のオーディオファンなら“懐かしさ”や“憧れ”といった感情を呼び起こされるかもしれない、国産スピーカーシステムの草分け的存在だ。現在は店頭販売をしていないために実際の製品を目にする機会は極端に少ないが、4月下旬に東京・九段北に「試聴室」がオープン。事前に予約さえすれば誰でも試聴できるという。早速、訪ねてきた。 「DIATONE」といえば、1946年のフルレンジスピーカー開発とともに誕生し、半世紀に渡ってオーディオファンの支持を受けた三菱電機のブランドだ。しかし、1999年に三菱が民生用オーディオスピーカーから撤退。従来からのAV製品や車載用スピーカーなどには使われていたものの、単品スピーカーの開発はストップしていた。 ところが2005年11月、三菱電機の子会社である三菱電機エンジニアリングが単品スピーカー
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