25日午後3時25分ごろ、大阪府和泉市大野町の槙尾山側川渓谷で、「男女2人ががけから落ちた」と男性から110番があった。駆けつけた和泉署員らが約2時間後、尾根から約30メートル下の滝付近で男女2人を発見したが、すでに死亡していた。和泉署は岩登りの途中に誤って転落したとみて、詳しい原因を調べている。 和泉署によると、死亡したのはいずれも無職で、堺市南区の男性(69)と大阪府岸和田市葛城町の女性(64)。現場は登山道から約200メートル離れた尾根付近。男性は頭を強く打ったことによる外傷性ショック死で、女性は岩登り用のロープが首に絡まって窒息死していた。 2人はこの日正午ごろから、通報した和歌山市の無職男性(70)と岩登りの練習に訪れていたという。