記事一覧 外国人実習生の失踪が県内で激増 円安で収入減、高給求め都会へ (2013年9月25日午前7時05分) 福井県内の外国人技能実習生の失踪者数 福井県内の企業で働く外国人技能実習生の失踪が、今年に入って激増している。背景には、なくならない賃金未払い問題に加え、急激な円安で「稼げる額」が目減りし、より高い収入を求める意識が働く現状があるようだ。一方、県内で今年、逃げたベトナム人実習生による窃盗事件が発生。行き詰まった失踪者が犯罪に手を染める危険性は高く、治安にも影響をみせている。 ■既に25人増 県警公安課によると2012年末現在、県内では中国やベトナム、インドネシアなどから2992人の実習生を受け入れている。失踪者数は11年が18人、12年が29人だったのに対し、今年は9月24日時点で54人と大幅に増えている。 実習生の労働環境をめぐっては、10年7月に改善を図るため制度が改正