印刷 校舎内のすすを削る作業が進められていた=27日午後1時18分、岩手県大槌町、葛谷晋吾撮影 東日本大震災で被災した岩手県大槌町立大槌小学校の校舎を町庁舎として再利用するための工事が進んでいる。1階は津波で浸水し、2階以上は火災に見舞われた。役場の建物は大きく崩れたが、同校は柱や壁が形をとどめたため、活用を目指すことにした。 壁のすすは工具を使って手作業で削り落とす。削る面積は6376平方メートルに及ぶという。その後、内装工事に入り、秋ごろ同校グラウンドにある仮庁舎から引っ越す予定だ。児童らは現在、約2キロ西の仮校舎に移り、同校は高台に再建することが検討されている。 関連リンク岩手・大槌町漁協が経営破綻 10億円の債務超過(1/14)大槌に年の瀬の活気戻る 仮設商店街、校庭に40店(11/12/17)小・中合同仮設校舎に初登校、児童が歓声 岩手・大槌町(11/9/20)岩手・大槌町長