3月末までは牡蠣がおいしいシーズンが続きます。牡蠣は「海のミルク」ともいわれ、栄養満点の食材です。そんな牡蠣の効果的な栄養の摂り方を管理栄養士の柴田聡美先生に伺いました。 「牡蠣には免疫機能を助けたり、肌や髪を健やかに保つ亜鉛、貧血予防の鉄分、アンチエイジングが期待できるセレンが含まれています。特に亜鉛は、生牡蠣を100g食べるだけで1日分が摂れてしまうほど豊富です。また、肝機能の強化に効果があるグリコーゲン、タウリン、ビタミンB12などもたっぷりです」(柴田先生) 本当に栄養豊富なのですね。この栄養素を逃さず、おいしく摂るにはどういう食べ方が良いのでしょうか。 「牡蠣フライでも生牡蠣でも、忘れずにレモンをかけてください。というのも、牡蠣に含まれている鉄分は体内への吸収率が15~30%ととても低いのですが、ビタミンCを加えることで鉄分の吸収を助けるからです。牡蠣料理によくレモンが添えられて