中日本高速道路は16日、新東名高速道で開通工事を進めている新御殿場―新秦野の両インターチェンジ(IC)間25キロについて、予定していた2023年度の開通が困難になったと発表した。神奈川県内のトンネル掘削工事が難航しているため。 新東名 新御殿場-伊勢原大山IC間の開通計画 同社によると、両IC間の開通に合わせて新設される小山スマートIC(小山町)に関しても、供用開始の時期に影響が出る可能性がある。新秦野―伊勢原大山IC間の13キロは計画通り21年度中に開通する見通し。 新御殿場―新秦野IC間の山間地を貫く高松トンネル(神奈川県松田、山北両町)の掘削工事で、脆弱(ぜいじゃく)な地盤が出現し、掘削面の崩落や大量の湧水などが発生した。同社は「工程の精査が必要」と説明し、開通時期を現時点で未定としている。 川勝平太知事は同日、「誠に残念ではあるが、やむを得ない。安全を最優先した上で、一日も早く開通