自動車部品メーカー「タカタ」が製造したエアバッグの不具合を巡る問題で、アメリカの議会下院で公聴会が開かれ、「タカタ」はリコールの対象を直ちに全米に拡大することに慎重な姿勢を示したのに対して、アメリカ政府は全米でのリコールを強く求めました。 一方、このエアバッグを使用する「ホンダ」は調査目的で全米でリコールに応じる方針を示しました。 「タカタ」が製造したエアバッグを巡っては気温や湿度の高い地域で作動した場合、金属片が飛び散ってけがをするおそれがあるとしてアメリカでは、南部でおよそ800万台がリコールされていますが、アメリカ運輸省の道路交通安全局は今月2日までにリコールの対象を全米に拡大するよう求めていました。 この問題について3日、アメリカ議会下院で開かれた公聴会で、タカタの清水博品質保証本部シニアバイスプレジデントは当局の命令には最大限協力するとしながらも、「高温多湿の地域以外ではリコール