ピクシブのメディア事業部で広告事業を担当しているdrillです。社内ではアドネットワーク・SSP等の配信広告の運用によるマネタイズを主な業務として行っています。 ウェブページにおけるコンテンツの表示や動作については、それぞれのブラウザの仕様に基づいて正常に働くように気を配るということがウェブ業界の常ですが、これはもちろん広告配信においても例外ではありません。意図したとおりに広告配信が行われていない環境があると、impやclick等の数値の正確性が担保されなくなったり、場合によっては収益的機会損失に繋がってしまうケースもあります。今回は広告配信に関わりそうないくつかの例を挙げつつ、ブラウザの動向に気を配ることの重要性についてお伝えできればと思います。 Better Ads Standards について まずはGoogle Chrome関連で最近騒がれがちな話から。ユーザーに不快感を与えるよう