米国連邦金融機関検査協議会(FFIEC)が、銀行のATM(現金自動預け払い機)へのサイバー攻撃に対する危険が高まっていると警告している。 海外の銀行に比べて、コンピューターシステムへのセキュリティーや、危機管理の甘さが指摘される日本の銀行だが、大丈夫なのだろうか。 12個のアカウントを使い4000万ドルが引き出された! 米連邦金融機関検査協議会(FFIEC)は、銀行のATMへの「ある種のサイバー攻撃」に対する危険が高まっているとして、不当な引き出しによって米銀が膨大な損失を被る危険性があると警告した。 ウオール・ストリート・ジャーナル(2014年4月3日付)によると、FFIECはすでに「Unlimited Operationsアタックを用いて、12個のデビットカードアカウントを使い、4000万ドル(約41億円)が引き出された」と報告。「ある種のサイバー攻撃」とは、顧客が商品を購入する際、そ