純文学の新進作家に贈られる芥川賞。第168回目となる今回、今月19日に選考会が行われ、仙台市出身で、書店員の佐藤厚志さんの「荒地の家族」が初めて芥川賞に選ばれました。作品で描かれているのは震災だけでなく、「災厄」というさまざまな困難を抱えながら生きる人たちの姿です。選考会を前に、作品でのメッセージとは何なのか、NHKの単独インタビューで佐藤さんに聞きました。 書店員として働く佐藤さん 芥川賞に初めて選ばれたのは、仙台市出身の佐藤厚志さん(40)です。幼いころから本が好きだったという佐藤さん。大学卒業後、さまざまな仕事に就きながら20代のころから執筆活動を続けてきました。本にいつでも触れられる環境にいたいと2010年からは仙台市の書店で働き始め、雑誌担当として本の注文や整理を行いながら、執筆を続けています。 佐藤さんがデビューしたのは2017年。4作品目の今回、初めて芥川賞の候補に選ばれまし
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