【単独インタビュー】『aftersun/アフターサン』シャーロット・ウェルズ監督が映した娘から見た父親の肖像 Atsuko Tatsuta ※本記事には映画『aftersun/アフターサン』のネタバレが含まれます。 A24注目の新星シャーロット・ウェルズの長編監督デビュー作『aftersun/アフターサン』が5月26日(金)に日本公開されました。 11歳の夏休み、トルコのリゾート地にやってきたソフィ(フランキー・コリオ)と、離れて暮らす父カラム(ポール・メスカル)。まぶしい太陽の下、二人はビデオカメラを互いに向け合い、親密な時間を過ごします。20年後、父と同じ年齢になったソフィは、懐かしい映像の中に、大好きだった父の、当時は知らなかった一面を見出していき──。 監督を務めたスコットランド出身のシャーロット・ウェルズは、ロンドン大学キングスカレッジで古典を学んだ後、オックスフォード大学とニュ