モディ政権は年率7%の高度成長を誇示しているが、実態は不透明だ DANISH SIDDIQUIーREUTERS <政府の元経済顧問が独自の調査報告書を発表──現実のインド経済はどん底の状態にある> 14年には米誌フォーブスが、そして15年にはIMFが、経済成長率でインドは中国を上回るとの予測を出した。当時、インドのGDPの伸びは年率7%を超えていたからだ。 しかし16年の高額紙幣廃止と翌年の拙速な物品・サービス税(GST)導入がインド経済にブレーキをかけた。国内の中小企業は今も、このダブルパンチの後遺症に苦しんでいる。 今のインド経済は苦しい。失業率は過去40年で最悪の6.1%に達し、農業部門も危機的な状況にある。それでも政府は今も年率7%の成長を維持していると主張する。だが、これには大きな疑問符が付く。 かつてインド政府の首席経済顧問を務めた米ハーバード大学のアルビンド・スブラマニアン客
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