セキュリティーと速度性能 本連載の第3回までで説明したように、WEBrickは自分でコードを書くことで、かなり高性能なHTTPサーバーたり得ることが分かりました。 では、HTTPサーバーとして実際に運用するのはどうでしょうか?サーバーを公開する上で気になるのは、セキュリティーと速度性能です。 実は、2008年8月8日にRubyに複数の脆弱(ぜいじゃく)性が発見されました。WEBrickもDoS脆弱性が報告され、外部からWEBrickのサイトを停止させることが可能でした。しかし、この脆弱性は最新版のRubyで修正されているため、現在のバージョンでは問題はありません。 実際に運用するにあたっては、こうした脆弱性については常に注意し、発見された場合は速やかにアップデートやパッチによる対応をする必要があります。 速度性能については、2ページ目以降で実際にWEBrickとApacheの性能評価を行い