どの穴をどの指で押さえるか 一般的には、左の写真・下のイラストのように左右3本ずつの指で指穴を押さえます。指先ではなく指の腹(第1関節は穴にかからないようにする)で押さえます。指は笛に対してできるだけ直角に近い角度押さえ、指が、上から下に向けて斜めにならないように心がけます。(実際は、写真で分かるように、完全に直角というのは難しいのですが、できるだけそれに近く、という気持ちで) 1970年代までは、左手は人差し指と中指の2本、右手は人差し指から薬指までの3本を使い、一番下の穴は使わないという指使いが一般的でした。しかし、これからケーナを始める方には、この持ち方はお勧めしません。本来ケーナの最低音はソですが、この持ち方では一番下の穴を使わないため、みすみす音域が一音狭くなってしまうからです。小指で一番下の穴を押さえるとか、ソを出すときだけ一時的に左右3本ずつの運指に移行する、という方法もあり