メキシコ・メキシコ市の貧困層の居住エリアとそのすぐそばで建設が進められている高級住宅マンション(2012年7月24日撮影、資料写真)。(c)AFP/OMAR TORRES 【5月22日 AFP】世界の先進経済諸国の大半で、富裕層と貧困層との格差が過去最大レベルとなっていることが、経済協力開発機構(Organisation for Economic Cooperation and Development、OECD)の調査で明らかになった。男女間での格差も大きく開いているという。 OECD加盟34か国の大半では、過去30年で所得格差が最大となっており、人口における最富裕層10%が最貧層10%の約9.6倍の所得を得ているとされる。1980年代には同約7倍だった。 報告書によると自営業者とともに、パートタイムや臨時雇用契約の増加が、格差増大の大きな要因と考えられている。OECD加盟国における199