石材の中に大量の覚醒剤を隠してメキシコから密輸入したとして、神奈川、福岡両県警などは、メキシコ人や日本人の男ら計5人を、覚醒剤取締法違反(営利目的所持)の疑いで逮捕し、7日発表した。いずれも容疑を否認しているという。覚醒剤は100キロ前後とみられ、両県警などは石材を壊して鑑定を進める。 発表などによると、福岡県の博多港で今年1月、メキシコから輸入された石材(19トン)の中に覚醒剤の粉末があるのが、税関のX線検査などで見つかった。福岡県警などが「泳がせ捜査」で追跡し、石材が鹿児島県内で保管された後、相模原市中央区の倉庫に運ばれたのを確認したという。 逮捕されたのはメキシコ国籍の自称牧場経営オルティス・ロペス・ダニエル容疑者(39)、東京都武蔵村山市や相模原市に住むペルー人の男2人と、鹿児島市の自営業下栗利久容疑者(49)ら日本人2人。 オルティス容疑者とペルー人2人の逮捕容疑は、2月23日、