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  • 隅田金属日誌(墨田金属日誌) 農村崩壊の予兆

    昭和20年夏、農村も荒廃しており、日農業は崩壊の寸前であった。料事情が極端に悪化しており、農村でも飯米不足が重大問題となっている。 中でも、象徴的な事件は秋田県雄勝郡山田村(現湯沢町)で発生した。内務省にとって重篤な事例であり、衝撃を受けたものであった。米が足りなくなった農家が、向かいの家から米を少量盗み、放火する事件が発生したのである。 内務省警保局保安課が接受した特高秘発第六七八号文書がある。昭和20年9月20日、秋田県知事久安博忠から、内務大臣山崎厳に宛てられた「飯米窮乏ヲ繞[めぐ]ル放火事件発生検挙二関スル件」と題されている。 文書によると、事件は昭和20年8月15日夜に発生している。若と子供しかいない応召軍人の小作農家に入り込み、米3俵を盗み、その証拠隠滅のために放火したとある。 内務省にとって深刻なのは、農村社会が崩壊する兆しがあったことである。ついに米農家が米にこまり、

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    omi_k 2013/08/31
  • 隅田金属日誌(墨田金属日誌) 国際法をご存じない

    商船は護衛されると攻撃目標になるのだがね。そのあたりで国際法をご存じないのが、だよもんさんなのだろう。 だよもんさんは、独航商船や民間航空機は護衛されないので危険であると述べている。 だよもん3等兵 ‏@V2ypPq9SqY 実際、自衛隊か在日米軍が組織的な護衛した組織的な避難船団なり航空機でも無い限りおとなしく家にいるか避難所なりに避難してる方が安全だと思うが。 2013年8月3日 - 5:42 https://twitter.com/V2ypPq9SqY/status/363640949055815680 戦時に日から海外に向かう船舶、航空機を指していることは、その前のツイートから明らかである。 しかし、むしろ護衛された商船や民間航空機にあるリスクを承知していない。この点、国際法に対する無知を示すものである。 戦時国際法では、商船や民間航空機は保護されている。商船や民間航空機で攻撃目

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    omi_k 2013/08/08
  • 隅田金属日誌(墨田金属日誌) 「しなの」と「むつ」はないだろ

    JSFさんが、「海自は『しなの』を艦名から排除しない」と主張している。だが、誰がわざわざ「しなの」と「むつ」を命名するというのかだろうか? 「しなの」と「むつ」は縁起が悪すぎる。「しなの」は戦局にまったく寄与せず、公試直後に瀬戸内に疎開する中途で沈められている。「むつ」は、自爆により沈んでいる。どちらも、縁起が悪いこととして国民に有名である。艦名に採用するにはあまりに不都合に過ぎる。 JSFさんは「『しなの』が縁起が悪い」という世評に対して、奇妙な噛み付き方をしている。JSF‏@obiekt_JP そういう発想は嫌いですね、旧海軍の艦艇は殆ど不幸な最期を遂げているのに運が無いというだけで否定するだなんて。潜水艦に沈められたのは雲龍も同じですが、既に海自の潜水艦に命名済みですよ。RT @ant_onion そもそも信濃なんて先代に運のない艦名を選ぶなんて…。 2013年7月20日 - 10:

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    omi_k 2013/07/22
    不憫な「しなの」ちゃんの艦魂を救ってあげるんだい! 的な発想だったりして
  • 隅田金属日誌(墨田金属日誌) 「イスラエル軍は中東紛争の戦訓を知らない」とか言い出すのだろう

    イスラエルが戦車と火砲を減らすという。「イスラエル、大幅な戦力見直し─周辺国からの侵攻脅威が低下」※ によれば、国防予算を5年間で822億円を減らし、その予算も戦車や火砲よりも非対称戦に努力を注ぐということになっている。 イスラエルのヤアロン国防相は「40年前の第4次中東戦争のように軍と軍が真っ向からぶつかる形の戦争が起きる可能性はますます小さくなっている」と指摘し、重火器への依存を減らす方針 「イスラエル、大幅な戦力見直し─周辺国からの侵攻脅威が低下」『ウォール・ストリート・ジャーナル』(2013.7.12) http://jp.wsj.com/article/SB10001424127887324195104578600802632448978.html?__from=mixi#articleTabs%3Darticle 判断としては妥当だろう。滅茶苦茶になっているシリアとの大規模戦は

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    omi_k 2013/07/15
  • 隅田金属日誌(墨田金属日誌) 自衛隊は票にならない

    選挙の季節だが。 自衛隊は票にならない。色気を出して、比例全国区で出馬する奴はいるが、概ね落ちるのが実態だ。特に昔は人選がよろしくなかった。内局まわりの文官を出しても兵隊は支持しない。だいたい、防衛庁を防衛省にしようの類をいった所で、兵隊は誰も支持しない。 10年以上前の話だが、選挙期間中、横須賀総監部正門で、文官上がりとその運動員が朝夕に挨拶していたが、無駄な努力だった。見る限りは誰もまともに取り合っていない。取り合う可能性があるとすれば、顔見知り、まあ防衛省幹部とされる2佐以上の位なものか。その2佐以上の影響力を期待しているのかもしれないが、海自だとその辺りは概ねいなす。知り合いだから、上のクラスがそう言っているからといっても、政治からは距離をとる。政治的中立性云々というよりも、危うきに近づかずというやつだ。 ただ、その選挙では、防衛省出身候補者は、ある程度上のほうの攻略は成功した様子

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    omi_k 2013/07/06
  • 隅田金属日誌(墨田金属日誌) パチンコと硫黄島の関係

    硫黄島の手当は大きい。現号俸の2割だか3割だかが付く。さらに五月蝿いことを言われないこともあり、行きたがる奴は多い。 中でも、2-3年の硫空基勤務を3回も4回も繰り返す海曹がいた。50寸前なんだが、30年に満たない勤務期間のうち10年以上を硫黄島で暮らしていることになる。要は借財を作るたびに硫黄島に行っていた。 その海曹が帰ってきた。分隊士だったので、初めて会うときには借財は面倒だなとおもっていたのだがね。そこらへんで拗ねているわけでもないので安堵したよ。 仕事ぶりは悪くない。ややトッポイ感じはあるものの、海士にも海曹にも幹部にも人当たりは良い。北海道出身らしく、仕事を頼めば、まあ命令すれば必ず一言いう。場合によればそんなの無駄ですよというものの、やってくれる。 ただねえ、パチンコが大好きなのがアレだった。前世紀でパソコン等についての管理がうるさくない時分だったので、仕事の合間にはパチンコ

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    omi_k 2013/05/07
    イイ話だなぁ~
  • 隅田金属日誌(墨田金属日誌) 落水者を助けるのは船員の常務だしね

    岩波ホールは埋もれた作品を世に送り出す映画館ですが、掛かる映画のたいていには、やはり世に埋もれる理由はあるわけです。しかし、1年に1-2回は鑑賞に耐える映画が掛かる。メジャーなところだと『山の郵便配達』、マイナーだと『氷海の伝説』『子供の情景』『イラン式料理』なんかがそうでしょう。 いま掛かっている『海と大陸』は、その当たり映画でしょう。イタリアのほぼ最南端、チェニスやマルタよりも南にある離島、リノーサ島を舞台とした物語です。大概は公式サイトと、相当シーンが前後していますが、予告編を見ればいいでしょう。 映画そのものと別筋で興味を惹かれるのは、船舶を見つけると海に飛び込み、船に寄ってくる不法入国者の姿です。映画から離れた話ですが、実際にやられるとコレほど厄介な方法もありません。日の近くでアレをやられると困ることこのうえないでしょう。 落水者や難船者、漂流者を助けるのは「船員の常務」です

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    omi_k 2013/04/15
    リアリスト()さん出番ですよ
  • 隅田金属日誌(墨田金属日誌) 時代劇の侍が、みんな具志堅とか我那覇みたいなもんだろう

    ドイツ政治史の人とお茶飲んだ時にした話なんだが。日の文芸作品なんかで出てくるドイツ人の苗字は、やたらユンカーっぽい姓ではないかという話になった。あれだ、所領を示すのか、語尾にベルク(城)だのベルグ(山)だのドルフ(村)だの付く感じの名前。 あれは、ジェームズ・ミッチェナーの『ポーランド』(もう30年前の)で、プロイセンが支配したポーランドで、スラブ系言語を苗字に流用した名残とか言っていた。当かどうかは知らないが、ライン川付近の苗字とは相当に異なっている。 ユンカーっぽい姓が頻出は、ドイツ関税同盟以前の時代なら、明らかにヘンだねという話になったよ。舞台がプロイセンならともかくね。 たぶん、ドイツ人にとって、日の文芸作品での頻出する苗字は奇妙に見える可能性があるんじゃないのかね。日人として理解しやすいように、例えば時代劇や幕末モノの作品で、出てくるお侍さんの名前がみんな具志堅、我那覇

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    omi_k 2013/04/08
  • 隅田金属日誌(墨田金属日誌) 逆張りを嫌うのは何なのかね

    総短艇という、まず一種のゲームがある。短艇は昔は端艇と書いた。艦艇に搭載するカッターであるが、今は搭載していない。江田島にある幹部候補生学校では、その短艇を使ったゲーム、分隊対抗競技をよくやっていた。 総短艇は、今いる場所から、海沿いに吊るってあるカッターまで走って移動し、海に下ろして沖のブイを一周して戻り、また吊り上げるまでの順番を競う。具体的には拡声器で「学生隊待て」「学生隊総短艇」「総短艇はアルファ法」「服装は作業服装」「掛かれ」という形で始まる。 候補生からすると、朝起きがけや、昼休みにやるので面倒この上ない。候補生は「待て」でその時の動作を止める。「総短艇だろうなあ」と思っていると果たして「総短艇」と聞いて面倒くさいと思う。アルファ法は反時計周りだったと思うが、漕手なので気にしたことはない。「掛かれ」全力で突っ走っていくことになっているが、それなりの距離もあるし、やることもあるの

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    omi_k 2013/02/28
    無能な働き者について
  • 隅田金属日誌(墨田金属日誌) 実弾射撃していたことを知らないのだろうね

    米軍のプロキシみたいなものだから、都合の悪い話は見聞きしないようにしていたのだろう。JSFさんとだよもんさんが、「商船がレーダ照射を受けたことが分かるのか」とマヌケなこといってる。米艦艇は結構、商船や漁船を実艦的に見立てて艦砲を向けていた。中には、もちろんだけど当たらないようにして実際に発砲した件もあることを知らないわけだ。 https://twitter.com/Military_Topics/status/300461967024459777 https://twitter.com/V2ypPq9SqY/status/300462727695048704 https://twitter.com/obiekt_JP/status/300469619351760898 実際に、米艦艇や航空機は民間船ほかを標的に見立てていた。実際に発砲した件もある。航空機が商船に当ててしまった件もある。そこ

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    omi_k 2013/02/12
  • 隅田金属日誌(墨田金属日誌) 「10式戦車でなければ国が滅ぶ」とでもいうのかね

    今、日に上陸戦をかませる国がどこにあるのですかね。 ゆとり上陸作戦の人が、10式戦車がないと国が滅ぶとか言っていたのです。10式の必要性として「[日の]戦争継続目的がアメリカ軍の救援が到着するまで橋頭保を確保し続けること」と言っている。しかし、これって相当に古い感覚ではないですかね。 今日、日土に攻め込める国はないことを理解していない。しかも、日単独で対処できず、米軍の増援を待つほど強力な上陸軍を送り込める国なんてないでしょ。政治的にも日土に攻め込もうとする国はない。軍事的にも、中国にもロシアにもその能力はない。冷戦期、極東ソ連軍と対峙していた時代ならともかく、ソ連崩壊以降に日土上陸の脅威を持ちだしても、今更な話です。 その上、「アメリカ軍の救援が到着するまで」持ちこたえると悲壮感に浸っている。これは、70-80年代の、平和憲法に縛られた弱体な自衛隊という感覚そのものです

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    omi_k 2013/01/16
    もしかしたら、中露の上陸部隊が一人でも上陸したら、その瞬間に日本国内に遍在している反日分子がその真の姿を現して侵略者と一体化する、とでも考えてるんじゃないかな。と、ゲートキーパーズの再放送を見て思った
  • 隅田金属日誌(墨田金属日誌) 桜林さんは「奉祝ムード」でウキウキな時代だというけれども

    桜林さんの「『愛情』があるから人間は戦争をする」※ なんだけれども。 記事全体のご趣旨はともかくとして、昭和15年を「奉祝ムードに沸いていた」とするのは、当時の世相を無視しているのではないか。 桜林さんは、おそらく、左翼的な戦前真っ暗史観への対抗、感情的反発として「2600年奉祝」を持ちだしたのでしょう。だが、当時は日華事変の真っ最中で、配給制が厳しくなる時代である。国際環境を見ても、蒋政権を屈服させる見込みも立たず、ABCD包囲網も狭まり、ヨーロッパでは第二次世界大戦も始まっている。この世相をみて、昭和15年は「奉祝ムードに沸いていた」とするのには無理があります。 一体、誰が昭和15年をして「暗い時代」に突入したなどと決めたのだろうか。そもそもこの年は「紀元2600年」であり、日中が奉祝ムードに沸いていたはずだ。 「今」の価値観で測って「暗い」「明るい」などと評価するなど、おこがましい

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    omi_k 2012/12/23
  • 隅田金属日誌(墨田金属日誌) 女の子とメカと鉄砲

    「女の子とメカと鉄砲」の三幅対は定形なんだろうね。米国にもアメ車のボンネットで水着姿のネーちゃんがピストル持っているようなアホ写真もある。万国共通なのだろう。日だと、アニメ・マンガで頻出している。無駄にスポーツカーや飛行機に鉄砲持った女の子を乗っけるようなイラストは昔からあるわけです。園田健一の『ガルフォース』は全くその組み合わせでしょう。アニメでも『マクロス』はそのもの、押井監督の『うる星やつら』にはその雰囲気は濃厚だった。 今期の『ガールズ&パンツァー』は、その「女の子とメカと鉄砲」だけで勝負しようとしてる。3話まで見たところ、要素は当に女の子・メカ・鉄砲だけ。女の子がキャフフする姿、メカの説明と動くさま、だれも傷つかない鉄砲撃ちしか出ていない。今のとこ、そういうアニメになってるわけです。 結局、戦車が動いて、女の子が乗って、大砲をバンバン撃つだけの物語なんですかね。そうだとしたら

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    omi_k 2012/10/30
    監督がBLOOD-Cの水島努なので最終回で女の子たちがハンバーグになる可能性は微レ存 / せいぜいがイナズマイレブンの初期みたいな展開が関の山かなあ / いまんとこフォルツァ!ひでまるレベルか
  • 隅田金属日誌(墨田金属日誌) 『トータルイクリプス 死んだら神様』

    2012年夏のあとがきです。ナマモノなのでココで開陳 戦後70 年も経ち、軍隊生活に抱くイメージも実相から大きく外れたものなりました。『マブラヴ』シリーズですが、あの軍隊イメージでリアリティを感じるファンに呆れます。ファンの嗜好に添った味付けを繰り返した軍隊イメージです。過度にガチガチで固められた規律、過剰なナショナリティ強調には辟易です。それに違和感を感じないのは、日軍隊がなくなり70 年が経過したためでしょう。 彼らにとっての軍隊イメージは、意識の高い人間だけで構成される非日常の特殊な社会集団です。生活臭や遊びの存在しない社会です。 『マブラヴ』は抽象的で説明風なセリフが目立ちます。歴史やメカ等設定への稠密性への執着だけが溢れますが、それ以外はスカスカ。『FATE』と同じで、囲い込んだファンを喜ばせるだけの商売です。 しかし、今期始まった『トータル・イクリプス』は例外でした。原作者小

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    omi_k 2012/09/23
    ちょーウケる