宮城県の女川湾で水揚げされたホヤから規制値を超える貝毒が検出され、宮城県は、周辺の漁協に対し、出荷の自主規制を要請しました。ホヤから規制値を超える貝毒が検出されるのは、県内では初めてです。 宮城県によりますと、18日に女川湾で水揚げされた養殖のホヤから、国の規制値を超えるまひ性貝毒が検出されました。このため、県は、石巻市の一部と女川町の海域の漁協に対し、ホヤを出荷をしないよう要請しました。県内でホヤから規制値を超える貝毒が検出されるのは、記録が残る1992年以降、初めてです。まひ性貝毒は、体のしびれや呼吸困難などを引き起こすもので、貝が有毒なプランクトンを捕食することで現れます。今回、ホヤから貝毒が検出された原因は分かっていません。出荷規制は、3週連続で規制値を下回れば解除されます。