「おながわ秋刀魚収穫祭」で香ばしい煙を上げるサンマの炭火焼き=宮城県女川町で2017年9月24日午後0時57分、百武信幸撮影 全国屈指のサンマの水揚げを誇る宮城県女川町で24日、「おながわ秋刀魚(さんま)収穫祭」があった。不漁が続く中、1万匹の炭火焼きが無料で振る舞われ、秋晴れの下、多くの来場者が旬の味を堪能した。 「これがなきゃ女川に秋が来ない」と町民も待ち望む行事で、東日本大震災の年も続けて20回目。不漁で開催も危ぶ…
全国有数のサンマの水揚げで知られる女川町のJR女川駅前で24日、20回目の「おながわ秋刀魚(サンマ)収獲祭」があった。不漁の中、三陸のほかの地域などからサンマをかき集めて、例年通りの開催につなげた。約2万5千人が、秋の味覚に舌鼓を打った。 女川のサンマの今季初水揚げは今月20日。例年より2週間ほど遅く、収獲祭実行委員長の石森洋悦さん(61)によると、量も「前年同期の1~2割くらいではないか」という。目玉の1万匹の炭火焼きや5千食のつみれ汁の無料提供は例年通り行われたが、20匹を1千円で提供する格安販売は中止された。 炭火焼きのコーナーでは、網に並んだ銀色のサンマから香ばしい匂いがたちこめ、来場者が列を作った。昨年から炭火焼きのボランティアに参加している仙台市青葉区の会社員、友光達人さん(32)は「気仙沼では祭りが中止になってやきもきしたが、脂の乗ったサンマが提供できてよかった」と話した。(
段ボール製のスーパーカー「ダンボルギーニ」が話題を呼ぶきっかけは、人生2度目のツイートだった。「ダンボルギーニ完成しております」。今野梱包(宮城県石巻市)の今野英樹社長がツイッターでそうつぶやくと、それが次々とリツイートされ、瞬く間に広まった。単なるラッキーな出来事のようにも思えるが、じつはそこに至るまでの布石がある。今野氏は東日本大震災の前から、素材としての段ボールの可能性に注目し、災害時に避難所で使える間仕切りや仮設家具などの開発に乗り出していた。その蓄積が実ったのも、震災後だったのだ。 ◇ ◇ ◇ 2004年にトライウォール社(現トライウォール・ジャパン)と契約した後、強化段ボールを加工してオリジナルの商品をつくれないかと考え、05年、社内に専用の事業部を立ち上げました。そのために必要なCAD(コンピューターによる設計)とカッティングマシン、レーザー加工機も、借金で購入してい
株式会社ニコンイメージングジャパンは、ニコンプラザ銀座内の階段フロアで、プロの写真家が撮影した作品を毎月1枚展示する「銀座階段ギャラリー」を展開中。2017年6月の展示には、鈴木麻弓氏の写真が登場する。展示期間は6月1日(木)〜6月30日(金)。最終日のみ15:00までの開催となる。 1977年宮城県女川町生まれの鈴木麻弓氏は、日本大学芸術学部写真学科を卒業。2011年に東日本大震災で故郷の女川町が津波により壊滅し、両親が行方不明となったことがきっかけで、故郷の人々を撮り始めた。Kassel Dummy Award 2017 ショートリスト、HARIBAN AWARD2016審査員賞を受賞するなど、国内外で高く評価されている。 この「銀座階段ギャラリー」のほかにも、各地のニコンプラザでは写真展示スペース「フォト・プロムナード」で、さまざまな写真展を定期開催。6月には、銀座フォト・プロムナー
初日の出を駅舎の展望台から真正面に臨む位置に建てられたという宮城県女川町のJR女川駅。羽ばたく白いウミネコの翼を連想させる独特の形は世界的建築家、坂茂氏による設計だ。駅から直線に伸びる通り「プロムナード」の両側には飲食店などが建ち並び、5月のゴールデンウイーク(GW)や週末は観光客でにぎわう。 「GWの駅前は観光客でいっぱい。でも、6年もたつとこちらにまで来る人の数はぐっと減りました」 ■高台で語り部活動 東日本大震災で七十七銀行女川支店(同町)に勤めていた長男、田村健太さん=当時(25)=を亡くした弘美さん(54)はそう言ってため息をつく。弘美さんは支店跡地近くの高台に花壇と石碑を建て、そこで語り部活動を続けている。 花壇は女川駅から数百メートル離れた町地域医療センターの建つ高台の中腹にある。平成24年6月、高台から約100メートル離れた支店跡地に作られたが、周辺の復興工事のために27年
女川町まちなか交流館(女川浜大原1)で5月28日、スターウォーズシリーズ最新作「ローグ・ワン/スターウォーズ・ストーリー」の公開を記念して製作された強化段ボール製「AT-ACT」の特別展が始まった。 同作品は劇中に登場する四足型貨物輸送機で、昨年末、日本テレビ(東京都港区)で開催された「もう一つのスターウォーズ展」のために設計・製作されたもの。宮城県内での展示は今回が初となる。 製作に携わったのは石巻市桃生に本社を構える今野梱包。同社はこれまでも強化段ボール製スーパーカーの「ダンボルギーニ」を製作し国内外で大きな反響を呼んだ。今回は映画公開に合わせ配給元のウォルト・ディズニー・ジャパンからの依頼により製作。一度は他の製作スケジュールと重なり、いったんは辞退の意向を伝えたが「ダンボルギーニを世に出した会社に依頼したい。それが今回の意義でもある」との熱意ある再度の依頼により製作を決意。昨年11
宮城県は1日、東日本大震災の影響で激減した県内の漁業の担い手を確保しようと、7カ月間の長期研修で人材を育成する「みやぎ漁師カレッジ」を女川町で開講した。1期生は県内に住む19~36歳の男性7人。漁船の仕組みや資源管理といった講義を受けた後、7月からはギンザケやカキの養殖、定置網など各種の漁を2週間ずつ体験。11~12月に希望の漁を選んで漁師の直接指導を受け、修了後に
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