これからは、縦書き文庫だけでなく、ブログにもアップします。以下の初出は「現代文学史研究」第1集です。この『家畜小屋』という小説は奥さんが豚になってしまうという、かなりグロテスクな怪奇譚です。かなり変態です。また、単行本はすでに絶版となっており、古書店でもそうとうの値段が付いています。復刊してくれないかな。。 池田得太郎『家畜小屋』 ――同時代の中の差異 大江健三郎を座標軸にしつつ―― 一、 はじめに 池田得太郎の『家畜小屋』は『中央公論』昭和三十三年十一月号に第三回新人賞佳作入賞として発表された。同年、第四十回芥川賞(下半期)の候補にあがる。単行本としての刊行は『家畜小屋』中央公論社 (昭和三四、二) 『家畜小屋/女神像』深夜叢書社(同四七、八)の二冊で、現在ではどちらも入手が非常に困難になっている。特に、中央公論社刊の方は怪作「鶏の脚」も所収されているが、古書店でも非常な高値がついている
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