友人から表パッケージに「ありがとう」と書かれたタマゴボーロをもらった。食べてみると、どこか懐かしく心にしみるような優しい味。 そして裏には、「このお菓子にはありがとうを100万回聞かせてあります」という驚きの文言! このお菓子、正しくは、愛知県の竹田製菓株式会社が販売する、「ありがとうボーロ」。それにしてもお菓子に100万回の「ありがとう」を聞かせるって? 同社製菓事業部の和泉さんに話を聞いた。 同社会長は株の世界でも有名で「日本一の個人投資家」といわれる竹田和平さん。約100人の保育園児たちの声がCDに録音され、工場では原料の仕入れ段階からお菓子の出荷時にいたるまで「ありがとう」がこだまする。厳密にいうと、工場内に流れている「ありがとう」は約4秒に100回、1時間で9万回、24時間で216万回。お菓子が出荷するまでに、大体100万回の「ありがとう」を聞かせていることになるという。 「すべ