ブックマーク / gendai.media (27)

  • フェミニストの私は「男の生きづらさ」問題をどう考えるか(江原 由美子) @gendai_biz

    「男がつらい」時代と「男性学」 現代日社会は、「男性にとってつらい」社会だという。不安定な雇用、上がらない給料、長時間労働、昇進・昇給を望みにくい状況、失業不安など、仕事に関わる状況が悪化していることに加え、家族生活の上でも、未婚化の進行、離婚の増大、老親介護負担の増大、子育ての難しさの増大など様々な問題がある。確かに現代日社会は「男性にとってつらい」社会かもしれない。 当然、こうした「男がつらい」時代に、「男のつらさ」に寄り添うことは、重要である。しかしその際に、繊細な論じ方をしないと、「男のつらさ」を訴えることが「男性の特権を回復せよ」という主張に接続してしまうおそれがある。以下では、そのことについて考えてみたい。 この「男性のつらさ」を、社会変動と男性に対する社会的イメージとの関係から読み解くのが、男性学の騎手の一人、田中俊之氏だ。氏は、社会が大きく変動しているにもかかわらず、男

    フェミニストの私は「男の生きづらさ」問題をどう考えるか(江原 由美子) @gendai_biz
    one-mam
    one-mam 2020/03/15
  • 映画『Fukushima 50』はなぜこんな「事実の加工」をしたのか?(中川 右介) @gendai_biz

    福島第一原子力発電所の事故を描いた映画『Fukushima 50』(若松節朗監督)が3月6日公開される。 これは、一種の「戦争映画」だ。福島第一原発を戦場として描き、吉田所長以下の職員たちを兵士として英雄的に描く。 娯楽映画として、よくできている。 原発のプラント内の再現度が高い。といって、私自身が実際の原発を見ているわけではないので、どこまで再現されているかは確証できないが、リアルに感じた。 凄まじい事故だということ、原発内部の構造がよく分かる。そして、現場の職員たちの危機感もよく伝わってきた。よくぞ、日は無事だったと思う。 しかし、大きな問題のある映画だ。 混乱の元凶は「総理」だったのか? 娯楽映画なので、作劇上、主人公であるヒーローに対し、悪役が必要なのは分かる。 この映画が扱う戦争では、倒すべき相手は「どこかの国」でもテロ組織でもなく、暴走している原発だ。 そして原発そのものは敵

    映画『Fukushima 50』はなぜこんな「事実の加工」をしたのか?(中川 右介) @gendai_biz
    one-mam
    one-mam 2020/03/06
    「この映画は門田氏の原作をもとにし、東電側には改めて取材しているようだが、菅首相サイドには取材していない。」…あー、そういうこと。
  • 原発「運転停止」判決の裁判官に襲いかかる「ハラスメント」の数々( 岩瀬 達哉) @gendai_biz

    死刑宣告に悩んだかと思えば、原発再稼働の可否を決定し、さらに「一票の格差」の判断まで下す。それが裁判官の「重責」だ。彼らの生身の感情とは何だろうか? 徹底的に掘り下げたが話題だ。発売中の『週刊現代』が特集する。 2人の裁判長の命運 原発の運転禁止と稼働容認の異なる決定が、先月、広島高裁と大阪高裁で相次いで言い渡された。 広島高裁の森一岳裁判長は、1月17日、四国電力の伊方原発3号機への運転禁止を言い渡した。かたや大阪高裁の山下郁夫裁判長は、同30日、住民側の運転差し止め申請を却下。関西電力大飯原発3、4号機の稼働を容認した。 ふたつの決定は、原発の安全技術や設備、地震リスクなどへの裁判長の評価の違いによるものだが、審理にあたって、どの判断枠組みを使ったかの違いでもある。 森裁判長は、原発の安全性を裁判官が独自に審査して運転禁止を言い渡したのに対し、山下裁判長は福島第一原発の事故後、最高裁

    原発「運転停止」判決の裁判官に襲いかかる「ハラスメント」の数々( 岩瀬 達哉) @gendai_biz
    one-mam
    one-mam 2020/02/08
    法と良心にのみ従うべき裁判官…その内実はこんなもんか。 良心に従った裁判官には敬意を表したい。 他のは?知らんがな。
  • 「不正」は本当にあるのか?安田浩一が見た、開票作業のウラ側(安田 浩一)

    選挙用機材のトップメーカー「ムサシ」が、自民党と結託して不正な手段で選挙結果を「動かしている」──。 選挙のたびにネット上で流れる”ムサシ陰謀論”の真相を暴くべく、ムサシ社を訪れた安田浩一氏(第1回)。そこに待ち受けていた開票作業の真実とは? 1分間に660枚を処理する"投票用紙読み取り機" 私が案内されたのは、最新型の選挙機器がずらりと並べられたフロアだった。 「まあ、これを見てください」 篠沢室長が指さしたのは、大型の投票用紙読み取り分類機だった。文字通り、票に書き込まれた候補者名を読取り、名前ごとに仕分け、分類するための装置である。要するに開票作業の「心臓部」であり、不正を訴える者たちにとってはブラックボックスに該当する装置でもある。 まず、複数の候補者名が記入された票の束をまとめて投入口に差し込む。すると機械が作動して、名前ごとに別々のスタッカー(分類棚)に票が仕分けされた。これ

    「不正」は本当にあるのか?安田浩一が見た、開票作業のウラ側(安田 浩一)
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    one-mam 2019/12/07
    未だに見かける陰謀論、ファクトチェックは重要ですね。
  • 山中伸弥が「人類は滅ぶ可能性がある」とつぶやいた「本当のワケ」(山中 伸弥,浅井 健博) @moneygendai

    タモリさんと山中伸弥さんが司会を務めたNHKスペシャル「シリーズ人体Ⅱ遺伝子」は、今年高視聴率を獲得した番組として話題になった。背景にあるのは、現在急速に進む「遺伝子」研究への期待と不安――。技術は日々進化し、テレビで遺伝子検査のCMが流れる時代にあって、ゲノム編集で人体が「改造」されるのもそう遠くないのではないかと考える人もいるだろう。 今回、そんな『シリーズ人体 遺伝子』書籍化のタイミングで、特別対談が企画された。生命科学研究のトップリーダー山中伸弥さんと浅井健博さん(NHKスペシャル「シリーズ人体」制作統括)が、いまなぜ生命倫理が必要か――その最前線の「現実」を語り明かした。 山中さんの踏み込んだ発言 「人類は滅ぶ可能性がある」――これは収録中、司会の山中伸弥さんがつぶやいた言葉である。 私たち取材班は、番組を通じて、生命科学の最前線の知見をお伝えした。どちらかといえば、その内容は明

    山中伸弥が「人類は滅ぶ可能性がある」とつぶやいた「本当のワケ」(山中 伸弥,浅井 健博) @moneygendai
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    one-mam 2019/10/07
    決して荒唐無稽な話ではないと感じました。第二次大戦など過去の例からすれば、十分あり得る。
  • 女は母か便所?ウーマン・リブのカリスマに当時3歳の私が惹かれた理由(吉峯 美和)

    田中美津という女性をご存知だろうか。1970年代のウーマン・リブを牽引した伝説の女性であり、上野千鶴子さんをして「フェミニズムの原点、時代をあらわす固有名詞」と言わしめた人だ。映像作家の吉峯美和さんは、その田中美津さんに4年間密着したドキュメンタリー映画『この星は、私の星じゃない』(2019年10月公開)を完成させた。70年代を席巻した彼女に、当時3歳だった吉峯さんがなぜひかれたのか。そしてウーマン・リブとは何なのか。4年追い続けたその理由を語ってもらった。 ウーマン・リブって何? 1970年代、日の女性たちに大きな影響を与え、社会現象にまでなったウーマン・リブ運動。私はウーマン・リブという単語を聞いたことがあるぐらいで、中身については全く知らなかった。2015年に、戦後70年の女性史をたどるテレビ番組を担当することになって、初めて現代史の勉強をしたような自分が、当時リブのカリスマと呼ば

    女は母か便所?ウーマン・リブのカリスマに当時3歳の私が惹かれた理由(吉峯 美和)
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    one-mam 2019/08/30
    これは続き読みたい。映画?気になります。
  • 外資バリキャリ金融女子がワンオペ育児で身体を壊さなかった理由(川村 真木子)

    某外資系投資顧問に勤める川村真木子さんは、高校生のお嬢さんがいる。つい最近再婚し3人家族になったが、シングルマザーとして長く子育てもしてきた。金融から政治、スポーツに生活まで音を鋭く語る「長文社会派インスタ」が人気の川村さんが分析する「日女性を巡る働く環境」の現状とは。 家事も子育ても手を抜かないなら 仕事続けてもいいわよ 「家事も子育ても100%手を抜かないなら仕事を続けてもいいと思うわよ」 これは私のバリキャリの友人が義理のお母様に言われた一言。その一言を放ったあとにそのお義母様はこうも付け加えた。 「私はあなたの能力を買ってるの。あなたは家庭だけに埋もれる人ではありません。だからこそ誰からも後ろ指刺されないように家事も育児も普通の主婦の倍こなすのよ。私もいつでも助けに来てあげるから頑張りなさい」 義理のお母様は友人のことを心の底から可愛がっていて、きっとお義母様なりの暖かいエール

    外資バリキャリ金融女子がワンオペ育児で身体を壊さなかった理由(川村 真木子)
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    one-mam 2019/08/28
    タイトルはびっくりだけど、差別に関しての良い記事と思います。
  • 「童貞は信用できる」な女子多数!童貞が価値になる現代の素晴らしさ(アルテイシア) @gendai_biz

    恋愛やセックスは個人の自由 今回、現代ビジネスから「日の男性の童貞率が上昇している件について書いてほしい」と依頼をもらった。 そこで添付のデータを見ると「18歳から39歳の女性のうち、性交渉経験を持たない人の割合は1992年の21.7%から、2015年には24.6%に上昇した。同期間の同じ年齢層の男性の童貞率も、20%から25.8%に上昇していた」とあった。 言うほど増えてへんやん。 これが第一印象である。23年前と比べて、女性の処女率は2.9%上昇、男性の童貞率は5.8%上昇。たしかに増えてはいるが、べつに驚くほど増えてはいない。 それに、この手の調査は質問が曖昧だ。「陰茎を膣内に挿入したことはありますか?」ならわかりやすいが、「性交渉の経験はありますか?」の性交渉とは、どこまでを指すのか。 「陰茎をハイヒールで踏まれたことはある」「交際相手と全裸で相撲をとったことはある」等は性交渉に

    「童貞は信用できる」な女子多数!童貞が価値になる現代の素晴らしさ(アルテイシア) @gendai_biz
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    one-mam 2019/08/26
    アルテイシアさんの記事が現代に! いやほんと、経験人数を競う謎文化は迷惑でしかないから滅びて欲しい。最近は若い人たちほどまともな文化になって来たのかな、良いことだと思う。
  • 「日本に暮らす韓国人」が、いまこの国で直面している不安(伊東 順子) @gendai_biz

    で働いている韓国人に聞いてみた ユニクロのとある海外支社で働いていたキムさん(38)が、次に選んだ仕事は日の中部地方にあるアパレル会社だった。来日は7年ほど前、キムさんがまかされた仕事は輸出と製品管理だ。 「私たちの世代の韓国人は、中高生時代にアンアンやノンノなど日ファッション雑誌を見て育ちました。日ファッションに憧れて、日語も勉強しました」 そんなキムさんだが、日に来て小さなショックをうけた。 「納品にミスが多いんです。おかしいなと思って、四国の工場まで行ってみたら、おじいちゃんとおばあちゃんが二人でやっていて…。『ごめんなさいね、私たち以外に従業員はいないの』って。『これは黒じゃなくて紺色なんですね。歳のせいで区別がつかない』って」 ――紺色と黒の区別がつかない? 「二人でもう無理だねと話していると言うから、『大丈夫ですよ。私が手伝いますから』って、励ましてね。憧れの

    「日本に暮らす韓国人」が、いまこの国で直面している不安(伊東 順子) @gendai_biz
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    one-mam 2019/08/25
    本当に重要なことだと思う。この記事書いてくれた記者の方ありがとう。
  • あの地獄を忘れられない…満州で「性接待」を命じられた女たちの嘆き(平井 美帆) @gendai_biz

    ソ連軍侵攻から敗戦へと「満州国」が崩壊した後、暴民の襲撃、ソ連兵の強姦などによって、日人開拓団は追い詰められていった。そのとき、逃げ場を失った集団を守るために、ソ連軍上層部らの「性接待」役として差し出された乙女たちがいた――。 70年の歳月を経てその重い口を開いた彼女たちの告白を、ノンフィクション作家・平井美帆氏が綴る。 (前編はこちらから http://gendai.ismedia.jp/articles/-/52608) 口を閉ざす人々 照子さんは八路軍(のちの中国人民解放軍)によって留用され、1953年に日へ帰ることができた。看護婦として働かされた漢口の陸軍病院では、兵士の誤射によって被弾し、左足に傷跡がうっすらと残る。八路軍の幹部は、「日人は女を出した」と黒川開拓団の性接待を知っていたという。なぜ、あんなことをしたのか……。八路軍兵士からそう言われたことが照子さんの胸に深く刻

    あの地獄を忘れられない…満州で「性接待」を命じられた女たちの嘆き(平井 美帆) @gendai_biz
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    one-mam 2019/08/06
  • 「一発屋」を消費してきたすべての人に山田ルイ53世が伝えたいこと(石戸 諭) @gendai_biz

    『一発屋芸人列伝』。「雑誌ジャーナリズム賞」の受賞作であり、一発屋芸人にインタビューを重ねたこのを貫くのは著者の強烈な「義侠心」である。辞書的に言えば「正義のために弱い者を助けようとする心」(日国語大辞典)にあふれている。 著者、「髭男爵」山田ルイ53世は「ルネッサーンス!」で一世を風靡した一発屋芸人である。彼の義侠心はどこに向かうのか。 それは一瞬で消費され、世間を笑わせるのではなく、世間から笑われる対象になってしまった同じ「一発屋芸人」だ。より正確には、一発屋の生き方であり、芸の技術を世間の嘲笑や蔑みから助けだそうと試みている。 一発屋についてまわるのは「どうせ……」という言葉だ。「どうせ、芸も考えも浅はか」「どうせ今も大したことをしていないんでしょ」に抗いながら、山田ルイ53世は読者に問う。 一発屋を弱い者と扱い、「どうせ……」で切り捨てていいのか?と……。 (取材・文:石戸諭/

    「一発屋」を消費してきたすべての人に山田ルイ53世が伝えたいこと(石戸 諭) @gendai_biz
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    one-mam 2019/07/26
  • 「安倍首相は空虚である」自民党政治家を徹底分析して見えた「実像」(山本 ぽてと) @gendai_biz

    G20が終わり、参議院選挙が目前となった。今、自民党質とは何か? 安倍首相は何を考えているのか? 政治学者・中島岳志氏は最新作『自民党 価値とリスクのマトリクス』(スタンド・ブックス)で、9人の首相候補政治家の言葉・著作を分析した。今回、ライター・武田砂鉄氏との対談を企画。自民党政治家の言葉から見えてくるものとは――。 (構成:山ぽてと、写真:杉山和行) 空虚だからこそコスプレセットを着込む 中島:新刊『自民党』では、安倍晋三氏、石破茂氏、菅義偉氏、野田聖子氏、河野太郎氏、岸田文雄氏、加藤勝信氏、小渕優子氏、小泉進次郎氏といった9人の首相候補政治家のインタビューや著作をもとに、彼らの発言を引用しながら、現在の自民党の姿と政治家たちの実像をあぶりだそうと試みています。 武田:『自民党』を読んでまず感じたのは、今、安倍首相がなにを考えているのか、私たちはもう何年も耳にしていないのかもしれ

    「安倍首相は空虚である」自民党政治家を徹底分析して見えた「実像」(山本 ぽてと) @gendai_biz
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    one-mam 2019/07/11
    かなり面白かったです。自民党の「空虚さ」が怖いという話、野党がどのゾーンを攻めるかという話(今の野党濫立は図らずもマッチした戦略だと思う)、あとポスト安倍が更に怖いという話など。
  • 納税額の低い人を「税金泥棒」と見なす社会は、どう克服されてきたか(石川 敬史) @gendai_biz

    納税額の低い人を「税金泥棒」と見なす社会は、どう克服されてきたか 私たちはこの達成をすぐに忘れてしまう そもそも国民の権利は、納税の「対価」なのか 近年、納税額の少ない人間を「税金泥棒」と呼ぶ言説が登場し話題になっている。この興味深い言説が登場した経緯を簡単に振り返ってみよう。 金融庁のワーキンググループによる報告書——「平均的な高齢夫婦の場合、毎月およそ5万円の赤字が続き、退職後の30年間でおよそ2000万円の不足が生じる」、「若いうちから積立、分散、長期の投資などを奨励」——を受けて6月4日に麻生太郎財務相が記者に対して、「100まで生きる前提で退職金って計算したことあるか?」と説教を始めた映像に国民の多くが面らった。 報告書に示される、威圧的な文字列に恐慌を覚えたこともさることながら、なぜこの財務大臣は、「100年安心」という建前を反故にする内容をこうまで偉そうに語ることができるの

    納税額の低い人を「税金泥棒」と見なす社会は、どう克服されてきたか(石川 敬史) @gendai_biz
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    one-mam 2019/06/28
  • 山本太郎「消費税廃止が、野党とこの国に残された唯一の活路である」(時任 兼作) @gendai_biz

    「寄付2億円」の原動力 「『憲法の重要性』とか『立憲主義』みたいな話って、多くの方には残念ながら、響かないと思うんですよね。目の前の生活でそれどころじゃない。今月を乗り切れるかどうか。それなら野党は、こうやって皆さんの暮らしを楽にします、と提案できなきゃ。 第二次安倍政権が誕生してから、野党が今日まで負け続けてきた理由は、経済政策が弱すぎたこと。そこに尽きると思う。 なぜなら、例えば与野党が安保法制や特定秘密保護法で激しく対立した時、世論調査では『自民党、ちょっとやり過ぎだよね』という答えが圧倒的に多かったわけです。そんなことが何度もあったにもかかわらず、6年間の間に5回選挙をやって、すべて野党は負けたわけですよね。その現実と向き合わなきゃならないですよ。 理由は何か。野党はよく財政再建、財政規律と言いますよね。ですが、それを実際にやろうとすると何が起こるかと言ったら、財政カットと増税がセ

    山本太郎「消費税廃止が、野党とこの国に残された唯一の活路である」(時任 兼作) @gendai_biz
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    one-mam 2019/06/21
    山本太郎さんは、まるでジョーカーのようですね。単身周りを引っ掻き回しながら、局面を大転換していく。ときどき「え?」と思うこともあるけど、消費税廃止して法人税と所得税累進課税の強化というのは悪くない。
  • 爆心地で雑巾を描き続ける「河童」の信念(安田 浩一)

    "原爆スラム"を訪ねて 「広島市営基町高層アパート」は、戸数3000、約9000人が暮らす大規模集合住宅だ。隣接する県営の中層アパート(約15000戸)も併せて、一帯が基町団地と総称されることもある。 広島市の中心部、原爆ドームから歩いて10分とかからない場所だ。その地域──広島開基の地を意味する基町地区は、かつて"原爆スラム"と呼ばれるバラック街を抱えていた。終戦直後から70年代末までの話である。 太田川の河川敷に沿って、約1000戸もの粗末な木造住宅が軒を連ねていた。巨大な要塞にも見える基町アパートは、"原爆スラム"の生まれ変わった姿でもある。 1945年8月6日の原爆投下。爆心地から1キロと離れていないこの場所は、一瞬にして灰燼に帰した。終戦後しばらくしてから、原爆被害によって住む家をなくした人々が基町周辺に集まるようになった。 被災者たちは、焼け野原に積み重なった瓦礫の中からトタン

    爆心地で雑巾を描き続ける「河童」の信念(安田 浩一)
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    one-mam 2019/05/03
    こんな片隅に光を当て続ける人がいるって、尊いな。
  • 子どもの成長に影響するのは「愛情」よりも「安心感」だった(信田 さよ子)

    2つの虐待死事件とDV このところ、野田市で起きた小4女児の虐待死事件が大きな話題となっています。昨年は目黒区で女児が同じく父親からの虐待によって死亡したばかりですが、2つの事件には共通点が多いと思います。 ともに加害者が父親だったこと、おそらく母親に対するDVもあったこと、さらに子どもが一時保護されたことをきっかけに転居していること、転居にともなう関係機関の連携がうまくいっていなかったことなどが挙げられます。 虐待問題に詳しいルポライターの杉山春さんは、雑誌『AERA』(2019年2月11日号)で、女児死亡という虐待の2事例の共通点のひとつとして、加害者である父が仕事をとおしたアイデンティティを持てず(不況などの影響もある)、家族が唯一のアイデンティティの根拠になっている、つまり家族への依存が強まっていたことが背景にあったのではとコメントしています。 このように、仕事に希望が持てない男性

    子どもの成長に影響するのは「愛情」よりも「安心感」だった(信田 さよ子)
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    one-mam 2019/02/23
    そうか、子が安心を求めるのがアタッチメントなのか。ボウルビィを少し誤解していたかもしれない。 あと、受け止められた経験…これが無かった人がこれを得るのが難しいんだろうなぁ。
  • 国から見捨てられ命を絶った、とある「母子避難者」の悲劇(青木 美希) @gendai_biz

    原発事故で避難した人たちの生活が困窮している。特にやむなく自主避難に至った人たちの生活は苦しく、2017年に住宅提供を打ち切られた今、未来への不安と孤独にさいなまれ自死した母子避難者の母親まで現われた。 事故から立ち直っていく人たちがいる一方で、助けを求める人たちが声をあげられなくなっている。こうしたメディアが報じない「不都合な真実」を、若手女性ジャーナリストで『地図から消される街』の著者・青木美希氏が描く。 子どもの未来を守る、その一心で 2018年1月10日、筆者は神奈川県の公園を訪れた。風が緑地を吹き抜け、ササや下草を揺らす。サクラやタケなど多種多様な木々が茂る雑木林。ドングリや落ち葉の中で、二股に分かれ、遊歩道を覆うように空に伸びるコナラが茶色の木肌をさらす。 54歳になる一人の母親が2017年5月、この木に洗濯物用ロープをかけ、首を吊った。子どもたちと福島県から東京に避難していた

    国から見捨てられ命を絶った、とある「母子避難者」の悲劇(青木 美希) @gendai_biz
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    one-mam 2019/02/22
  • 平成最後の年末年始「突然、路上生活を強いられる人々」の厳しい現実(大西 連) @gendai_biz

    平成最後の年末年始「突然、路上生活を強いられる人々」の厳しい現実 この20年でホームレスは減ったのに… 年末年始を路上で過ごす人々 平成最後の年末年始、寒空のなかで年を越す人がいる。 国の調査によれば、「ホームレス数」は全国で4977人(厚労省「ホームレス概数調査」2018年1月時点)。東京都内だけだと約1000人と言われている。 意外と少ない、と思う人もいると思う。この20年で、いわゆる「ホームレス」の人たちは大きく数を減らしている。 また、この調査は、あくまで昼間に調べていること、テントや小屋などの定住できる環境を得られるホームレスの人たちが減少していることなどから、実態の一部しか反映しないとも言われている。 研究者や支援団体の調査では、少なく見てもこの3倍程度の人数が「ホームレス」として生活しているのではないか、というのが定説である。 「ホームレス」の人は日雇い労働や空き缶拾いなどの

    平成最後の年末年始「突然、路上生活を強いられる人々」の厳しい現実(大西 連) @gendai_biz
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    one-mam 2019/01/01
    なるほど、ホームレスの人口は減少したように見えるけれども、実のところ把握されにくくなっただけなのかもしれない。誰もが安全で暖かい暮らしをしたいですよね…
  • 外国人労働者が絶望する「ニッポンのブラック工場」の実態(出井 康博) @gendai_biz

    の低賃金・重労働に絶望を募らせる外国人が増えている。外国人労働者の実態を取材した『ルポ ニッポン絶望工場』から、その一部を公開する――。 外国人労働者の悲鳴が聞こえる 近年、外国人の働く姿を見かける機会がますます増えてきた。 都会のコンビニエンスストアや飲チェーン店では、外国人の店員が当たり前になった。建設現場でも、外国人作業員をよく見かける。田舎に行けば、農業や水産加工業などで外国人は貴重な戦力だ。 外国人が増えていることは統計でも明らかだ。 日で暮らす外国人の数は昨年1年間で約11万人増え、過去最高の約223万人に達した。こうして増加した外国人の半分以上は「実習生」と「留学生」として日にやってきている。実習生は15パーセント増えて約19万3000人、留学生も同じく15パーセントの増加で約24万7000人となった。私たちが普段見かける外国人労働者も、その多くは「実習生」や「留学

    外国人労働者が絶望する「ニッポンのブラック工場」の実態(出井 康博) @gendai_biz
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    one-mam 2018/11/16
  • 男たちはなぜ「上から目線の説教癖」を指摘されるとうろたえるのか(北村 紗衣) | 現代新書 | 講談社(1/4)

    説教したがらない男の皆さん、安心してください 「マンスプレイニング」(mansplaining)という言葉をご存じだろうか。「マン」(man、「男性」)+「エクスプレイン」(explain、「説明する」) を縮めて動詞「マンスプレイン」(mansplain)、その動名詞が「マンスプレイニング」だ。知っている方も多いと思うが、一応オクスフォード英語辞典で定義を確認してみよう。 男性について使う言葉。(通常は女性に話しかけている時に)必要もないのに、横柄だったり、相手を見下していたりするようなそぶりでものごとを説明すること。とりわけ保護者ぶっていたり、男性優越主義的な態度を示していたりすると思われるような口ぶりの時に使う。(拙訳) つまり、相手の女性が既に知っていたり、説明してもらう必要がないと思っていたりするのに、男性が偉そうに説明をするのが「マンスプレイニング」だ。とくに女性の健康とか、性

    男たちはなぜ「上から目線の説教癖」を指摘されるとうろたえるのか(北村 紗衣) | 現代新書 | 講談社(1/4)
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    one-mam 2018/11/14
    マンスプレイニングについて。メモメモ。