ある日の夜、晩御飯の前に子供と料理屋さんごっこをしていた時の話です。子供がいつものようにキッチンセンター(子供用キッチン)で料理を作ってくれました。その中にたまごのおもちゃも入っていました。 僕がいつものように食べる真似をして「美味しかった」と子供に返し、しばらく別の方を向いていると、突然子供がこう言いました。「玉子を食べちゃった」と。 僕はその時、血の気がサーッと引きました。玉子は本物のサイズより一回り小さいとはいえ、口の中にすっぽりおさまります。子供が口の中に入れるのを見て、何度も注意してきたほどです。直前も注意したばかりでした。 そんなちょっとした隙に、子供が玉子のおもちゃを食べてしまった。しかし、全く痛がるそぶりもありません。 この玉子のおもちゃは2個あり1つはすぐに見つかったのですが、いくら探しても見つかりません。「これはもしかして本当に…」