欧州債務不安の一服を機に、萎縮していた世界の市場で「リスクオン」相場への揺り戻しが起きている。だが株価や原油などの商品市況が上値を試すなかで、取り残された相場がある。そう、円相場だ。これまでの「リスクオフ」相場では、株安・債券高と並行して円高が勢いづいた。だが市場環境が好転しても、円相場は1ドル=80円前後で下げ渋る状況が続く。何が「リスクオン」の円安を妨げているのだろうか。6月最終週には世界
欧州債務不安の一服を機に、萎縮していた世界の市場で「リスクオン」相場への揺り戻しが起きている。だが株価や原油などの商品市況が上値を試すなかで、取り残された相場がある。そう、円相場だ。これまでの「リスクオフ」相場では、株安・債券高と並行して円高が勢いづいた。だが市場環境が好転しても、円相場は1ドル=80円前後で下げ渋る状況が続く。何が「リスクオン」の円安を妨げているのだろうか。6月最終週には世界
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7月5日(ブルームバーグ):世界の中央銀行が5日、ふらつく世界経済を支えるために一斉に攻勢に出た。利下げあるいは量的緩和(QE)による世界的な景気刺激が本格化してきた。 この日はわずか45分の間に3中銀が行動。欧州中央銀行(ECB)と中国人民銀行は利下げ、イングランド銀行(英中銀)は資産購入プログラムの買い取り枠を拡大し量的緩和の再開を決めた。2週間前には米連邦準備制度理事会(FRB)がいわゆる「オペレーション・ツイスト(ツイストオペ)」を延長し保有証券の残存期間を延ばしたほか、バーナンキ議長は必要ならば追加措置を取る可能性を示唆した。 ABNアムロ銀行のマクロ調査責任者、ニック・コーニス氏は「中銀の行動は世界的な協調緩和キャンペーンの様相だった」とし、「中銀は姿を現し始めた世界同時景気減速の流れを止めようとしている」と話した。 金融危機が中銀に行動に踏み込むことを促してから5年近く
日本では、野村証券など大手証券3社において公募増資に絡む不正な情報漏洩問題が相次いで発覚したが、時を同じくして海外でも、やや形態は異なるものの同じように大手金融機関による不祥事が目立っている。 5月には本コラムでも述べた米銀大手JPモルガンの巨額損失、そして7月にはロンドン銀行間取引金利(LIBOR)の不正操作を巡って英大手銀行バークレイズが多額の罰金支払いを命じられた上に、会長とCEOが引責辞任するという事件が起きた。このLIBOR問題については、日米など大手20金融機関も当局調査の対象になっており、いずれ他の固有名詞が紙面を賑わすこともあるだろう。 日欧米で発覚した金融問題は、それぞれ固有の背景を持つものであり、それがたまたま同一時期に明るみに出ただけという見方もあろうが、むしろ大手金融機関に潜んでいる「甘えの構造」が徐々にあぶり出されているのだ、という考え方も成り立つのではないか。そ
フロンティア分科会とは 日本人が「希望と誇りある日本」を取り戻す上で重要なのは、中長期的に目指すべき国の将来像を示すことであり、その実現のため、切り拓いていくべき新たなフロンティアを提示することです。フロンティア分科会は、2050年までを視野に入れた我が国の将来像を描くとともに、国際的・社会的環境が大きく変化すると予想される2025年に向けた方向性を検討し、その内容を中長期ビジョンとして取りまとめていきます。 フロンティア分科会の下に設けられた「繁栄のフロンティア」・「幸福のフロンティア」・「叡智のフロンティア」・「平和のフロンティア」の4つの部会では、個別のテーマについて検討をしています。 詳しくはこちらの動画(政府インターネットテレビにリンク)をご覧ください。 What's New! 2012.04.26第6回叡智のフロンティア部会が開催されました。 2012.04.26第6回幸福のフ
金融政策の限界を訴えた国際決済銀行(BIS)の年次報告書を、ジョン・テイラーや池尾和人氏が称賛する一方、ライアン・アベントが詳細な批判を繰り広げている。 その中でアベントはBISのことを、ハイエク的(ないしメロン的)な清算主義、と批判しているが、そのアベント論説を受けてDavid Glasnerが、BISはハイエクが40年近く前に捨てた立場に立脚している、と論じたのが面白い。 そこでGlasnerは、ノーベル賞受賞後間もない1975年4月9日のハイエクのAEI講演での以下の発言を引用している。 You ask whether I have changed my opinion about combatting secondary deflation. I do not have to change my theoretical views. As I explained before, I
報道によれば、Amazonが独自のスマートフォンを開発することで、AppleとGoogleに戦いを仕掛けるという。 複数の情報筋がBloombergに述べたところによると、Amazonは「iPhone」や「Android」ベースの端末に対抗するため、ハードウェアメーカーのFoxconnと提携して新たな端末を作り出すという。また、Bloombergが他の複数の情報筋から聞いた話では、Amazonは予想される法的な異議申し立てを回避すべく、ワイヤレス技術に関する自社の特許ポートフォリオについても強化しているという。 米CNETはAmazonにコメントを求めているが、回答は得られていない。 Amazonが独自のスマートフォンに取り組んでいるという噂を耳にするのは、これが最初ではない。Citigroupのアナリストらは2011年11月、AmazonがFoxconnと提携して2012年第4四半期にリ
<叡智のフロンティア部会報告書> ~交流、混合、変容で未来を拓く~ 2012年7月6日 フロンティア分科会 叡智のフロンティア部会 <目次> 1.なぜ「叡智」が求められるのか・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1 2.現状における問題と、活かすべき潜在力・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2 ①知識のタコツボ化と「埋没知」問題・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2 ②文化行政の貧困・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3 ③組織における、人材・知識の活用のしくみの衰弱・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3 ④グローバル化への立ち遅れ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
<幸福のフロンティア部会報告書> ~「尊厳ある生」を保障し、世界の最先端モデルとなる~ 2012年7月6日 フロンティア分科会 幸福のフロンティア部会 <目次> 1.貧困と格差が深刻化し、国民が分断された延長線上の日本 ・・・・・・・・・・・・・・・・1 2.「尊厳ある生」が保障されたあるべき 2050 年の姿 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2 3.幸福を実現する基本理念と3つの軸 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3 (1)基本理念:ウェル・ビーイング=自己実現と「尊厳ある生」の保障・・・・・・・・・・・・3 (2)3つの軸:「基礎ニーズの保障」「関係性の保障」「社会の持続可能性の向 上」・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・4 ①基礎
<繁栄のフロンティア部会報告書> ~未来を搾取する社会から、未来に投資する社会へ~ 2012年7月6日 フロンティア分科会 繁栄のフロンティア部会 <目次> 1.目指すべき 2050 年の繁栄の姿・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1 2.現状で推移した場合の 2050 年の日本・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2 (1)現状認識~拡大する世界経済と貧困化する日本・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2 (2)このままでは人材や富が流出し活力が失われる・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3 ①早晩マイナス成長に・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3 ②人材や富が流出し、活力が失われる・・・・・・・・・・・・・・・・
<フロンティア分科会報告書> あ らゆる力 を発 露 し 創 造 的 結 合 で新 たな価 値 を生 み出 す 「共 創 の国 」づくり 2012年7月6日 国家戦略会議フロンティア分科会 ≪フロンティア分科会報告書概略≫ ・「課題先進国」日本は、今日的な課題を克服する先駆的国家モデルを国際社会に示さなくてはならない。 ・フロンティア分科会は、現在の延長線上の 2050 年の日本の姿とあるべき日本の姿を描き、そこから現在を 振り返って(バックキャスティング)、2025 年までの方向性を提言するものである。 ・現在の延長線上にある 2050 年の日本の姿は、経済が停滞し、貧困と格差が広がり、国民がアイデンティテ ィを喪失し、中核的国益の維持も危うい「坂を転げ落ちる日本」である。 ・2050 年のあるべき日本は、社会の多様な主体が、いま使っている能力や資源、眠らせている能力や資源を 最
先日、マイクロソフトが「Surface」という自社製・自社ブランドのタブレットを発表して、業界ではちょっとした衝撃が走った。なにしろ、「Windows」を提供してきたマイクロソフトが、「今度は、ボクがハードウェアもまるごと作るからさ」とジャイアニズムを発揮してきたからだ。いままでPCの生態系で一緒にやってきた、デルやHPや日本メーカー、台湾のODM・OEMメーカーはびっくりしても無理はない。 Surfaceの発表の中で、スティーブ・バルマーCEOは、「ハードウェアとソフトウェアを一緒に開発することが重要」と発言したそうだ。これは、受け取る相手によってその意味が大きく変わってくる言い回しだ。バルマーは、「ソフトウェア(Windows 8)をより良くするために、我々はハードウェアを作ることもやった」と言いたかったのかもしれないが、「ソフトウェアと一緒に開発したハードウェアが最高で、これがみんな
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