東京外国為替市場ではドル・円相場が一時約4カ月ぶりに1ドル=111円台へ上昇。米長期金利の上昇を背景にドル買いの流れが続いた。 18日午後3時40分現在のドル・円は前日比0.1%高の110円88銭。朝方の110円72銭からじりじりと値を切り上げ、正午すぎに一時111円01銭と1月23日以来の高値を付けた。その後はドル買いが一服し、午後に米長期金利が低下に転じるとドル・円も伸び悩んだ。 SMBC信託銀行プレスティアの二宮圭子シニアFXマーケットアナリストは、今晩は主要な指標もなく、米中通商協議などで新たな手掛かりがなければ、週末にかけては持ち高調整の動きでドル高・円安に一服感が広がりそうと予想。もっとも、米国のファンダメンタルズはしっかりしており、米長期金利も少なくとも目先は3.0%を大きく下回るイメージがなく、「ドル・円にそれほど大きな下げ余地はない」と話した。 良好な米経済指標や原油高を