日本銀行のイールドカーブコントロール(長短金利操作、YCC)修正に対する地方銀行の受け止め方が分かれている。ブルームバーグ・ニュースの調査では、債券投資への影響について前向きもしくは中立的な見方と厳しい見方がほぼ並んだ。 調査は1月下旬から2月中旬にかけて実施し、今後の投資方針や日銀の政策予想を尋ねた。調査の時点ではまだ日銀の次期総裁に植田和男氏が就く見通しではなかった。日銀は今週9、10日、黒田東彦現総裁の下で最後となる金融政策決定会合を開く。 YCC修正による債券投資への影響は、回答した11行のうち「やりやすくなる」と「影響はない」が計5行、「厳しくなる」と「やや厳しくなる」が計6行と拮抗(きっこう)した。国債投資は「増やす」が3行、「減らす」が2行で、6行は「変更なし」とした。 債券投資が「やりやすくなる」と回答したある地銀の運用担当者は、利回りが上がれば新たな投資がしやすくなると説
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