地理院ホーム 2016年 報道発表資料 超高精度の「光格子時計」で標高差の測定に成功 ~火山活動の監視など、時計の常識を超える新たな応用に期待~ 国土地理院及び東京大学大学院工学系研究科の香取秀俊教授(理化学研究所香取量子計測研究室主任研究員)の研究グループは、直線距離で約15キロメートル離れた東京大学(東京都文京区)と理化学研究所(埼玉県和光市)に光格子時計を設置し、2台の時計の相対論的な時間の遅れを高精度に測定することで、2地点間の標高差を5センチメートルの精度で測定することに成功しました。 なお、本研究は、JST戦略的創造研究推進事業及び文部科学省光・量子科学研究拠点形成に向けた基盤技術開発事業において実施され、本成果は、英国科学誌「Nature Photonics」(Nature Publishing Group)に掲載されています。 アインシュタインの一般相対性理論により、標高が