February 15, 2010 代替医療のトリック 午後ずっと会議。いろいろやろうと思っていたことがあったが明日まわし。 よそでも書いたが、『代替医療のトリック』はうわさにたがわぬ名著。特にここ10年くらいのメタアナリシスの結果など詳しく紹介されていて、わたしも見逃していた情報がけっこう掲載されている。肯定派も否定派もまず読んでおくべき情報源としておすすめ。 ただ、ところどころ日本語が微妙に変だ。たとえば「代替医療にかけては世界でもっとも誠実かつ正確な調査」(pp.13-14, こういうときに「かけては」は変) とか、「もちろん真実がわかればそれに越したことはないが」(p.15, こういう書き出しは「真実は分からない」という結論につながるはずだがここはそうなっていない)とか。もちろんただ単に訳者がちょっと変わった日本語のセンスの持ち主なだけかもしれないが、経験から言うとこういうところを