昔聞いたような話だなあ、というテーマの投稿がアゴラに2つあったので、それについてコメントしたい。 1つは岡本裕明氏の「地方回帰」はこれから大きな潮流になるで、もう1つは大谷由実氏の極点社会を考える ~ 東京一極集中はやめようだ。 実際に今後どうなるかを考えるには、今までどうなってきたかを振り返る必要がある。 岡本氏の記事に私がコメントを付けたが、こういう話は今から20年前に盛んに言われており、じゃあこの20年でどうなったか、ということを振り返りたい。 結論から言えば、県庁所在地への人口集中は、10年程前までで陰りを見せ、現在では半数ほどの県庁所在地は人口減少に転じている。そして「札仙広福」(札幌・仙台・広島・福岡)と呼ばれる地方の中心都市も、福岡以外はそろそろ危ないと言われ始めている。 では何故こうなっているのか。 理由は池田信夫氏が「ものづくり」から都市間競争へ – 『年収は「住むところ
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