スペイン北東部カタルーニャ自治州が一方的な「独立」を宣言しそうだ。州議会は4日、本会議を9日朝に開くと決め、この席で独立問題を議論する。独立を許さない中央政府を向こうに、プッチダモン州首相は4日夜、見解を発表する見通しで、事態は緊迫してきた。 カタルーニャ自治州は1日、中央政府の反対を押し切り、スペインからの独立を問う住民投票を強行。賛成多数の結果を得た。憲法裁判所の差し止めを無視しての投票でもあった。 プッチダモン氏は、英BBCの3日のインタビューで「週末から週明けにかけて州政府は行動をとる」と発言。住民投票の根拠となった州法は「投票結果の確定から2日以内に、独立を宣言する議会を招集する」と規定する。議会は、135議席のうち72議席を独立派が占める。9日の本会議では住民投票について報告がなされ、プッチダモン氏が独立宣言に踏み切るとの見方が出ている。 3日には、ゼネストにあわせて独立派の数