皆さん薄々分かっていると思いますが、web上や海外メディアなどを眺めていると、地震と津波までは同情的だった大衆イメージが、原発で一気に崩れ去っている感があります。実際問題として「人災」なので、当たり前と言えば当たり前ですが、それ以上に印象が転換したように見受けられます。 日本でも、放射能と放射線の区別がつかない、という人は別に珍しくないし、ほとんどの人が正確な知識を持っているわけではありません(もちろんわたしも深い知識などない)。比較的原子力に縁の深く、教育水準の高いこの国ですらそうですから、世界的に見れば、一般大衆はほとんど何の知識も持っていないと思って間違いないでしょう。 わたしの直接の知り合いでも、それなりに教育のあるエジプト人が1、核爆発と原発事故の区別がついておらず、原発のある国なら当然核兵器も持っているだろうと思っていたり、自然界でも元々微量の放射線が観測できることを知らなかっ