国立青少年教育振興機構が全国の中高生を対象に行った調査で、半数以上の中高生が、読書好きと答える一方、1か月間で学校や地域の図書館から全く本を借りていない生徒が7割以上に上ることが分かった。 同機構が昨年3月、全国から抽出した中高生約2万1000人を対象に調査した。この結果、読書が「とても好き」「わりと好き」と答えた中学生は67%、高校生は59・7%だった。「この1か月で本を読みましたか」との問いには、中学生82%、高校生56・2%が「読んだ」と答えた。 学校図書館で1か月あたり何冊の本を借りるかについては、「0冊」と回答した生徒が、高校生82%、中学生72・4%に上った。地域図書館でも「0冊」としたのは、高校生85・2%、中学生78・3%だった。
出版状況クロニクル55(2012年11月1日〜11月30日) 出版社・取次・書店という近代出版流通システムがスタートしたのは明治20年代、すなわち1890年前後であり、その歴史はすでに120年余に及んでいることになる。しかもそれが未曾有の危機に追いやられていることは周知の事実だといっていい。さらにまたその出版危機が日本だけで起きている特異な現象だということも。 日本の近代出版業界の流れは教科書、雑誌、書籍、戦後はコミックが加わり、形成されたと見なせるだろう。それらのインフラの中心は出版業界の三者ではあったとしても、とりわけ書籍に関しては、大正期の1910年代から古書業界が、流通販売だけでなく、生産に関しても大きな役割を果たし、リバリュー、リサイクルも含め、出版業界のバックヤードとして機能してきた。 それらの中でも赤本、特価本業界は出版に関して独特の位置を占め、貸本、大衆小説、コミックの揺籃
毎日新聞が全国学校図書館協議会(全国SLA)と合同で実施した「第58回学校読書調査」の結果が26日まとまった。中学生と高校生に一番好きな作家を聞いたところ、1位はともにホラー作家の山田悠介で、他を圧倒した。 全国の公立学校に通う小中高校生を対象に6月に実施、1万1313人の回答を得た。 あらかじめ選んだ30人から一番好きな作家を答えてもらうと、中学生は18%、高校生は22%が山田悠介を挙げた。2位は中学生があさのあつこ(8%)、高校生が東野圭吾(12%)だった。 山田悠介は、若者を主人公に猟奇殺人や自殺などを奇抜な発想で描く作家。01年に自費出版した「リアル鬼ごっこ」が49万部のベストセラーになり、10作品以上が映画やドラマ、舞台化されている。女子にファンが多く、中学女子は21%(男子14%)、高校女子は24%(男子21%)が一番好きと答えた。 一方、中学生の27%、高校生の19%は好きな
下伊那郡下條村の村立図書館の利用者が3日、1995年の開館から延べ30万人になった。人口1人当たりの貸し出し数は県内の公立図書館では2位。絵本の読み聞かせなどの催しで住民の交流の場となっているほか、地域文化の拠点としての役割も果たしている。 村立図書館は95年7月、村中心部にある村多目的施設「あしたむらんど下條」に開設された。村内には書店がなく、学習の場として設置を求める声が強かったという。 蔵書数は1月末現在で児童書や雑誌、ビデオなど計7万9828点。2010年度の人口1人当たりの貸し出し数は15・5点(ビデオなど含む)に上る。県立長野図書館(長野市)のまとめによると、下條村立図書館の人口1人当たり貸し出し数は、県内の公立図書館の中で95~97年度が1位、98~10年度は諏訪郡富士見町図書館に次いで2位と、常にトップクラスだ。 かるたや百人一首、けん玉教室などの催しを年10回ほど開
徹底的に中2を書く、全力でだ。 「この世もこの世の人間も、全部消えていなくなれ。自分の夢でない世界は消えてしまえ。―そういうことじゃねぇのか」 小野不由美「魔性の子」より 承前 生涯所得を数千万円変える“本当の”情報格差/若者よ書を求め街へ出よ? - デマこい! 本筋の読書と経済格差の話は「ヤバい経済学」と「賞金で高校生の成績が伸びるのか」でググればよろし。 私が語りたいのはこっちの話。 読書は反社会的行為である 読書猿Classic: between / beyond readers 読む者を所属する社会から引き剥がし、帰って来れなくなるかもしれない世界へと導く魔笛であり、その魂に現世(うつしよ)にまで溢れるほど夜の夢を注ぎ込む邪な水差しである。 私も読書は反社会的な行為だと思う。 読書するとは目前の人間を社会を、そして世界を無視することに等しい。 本に耽溺するとは、恋人と観覧車で二人き
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