新潟大と広島大などの研究チームは11日、新潟県の佐渡島に生息するカエルが、新種として専門誌に掲載されたと発表した。 佐渡島に固有の脊椎動物の発見は初めて。「サドガエル」と命名された。 サドガエルは体長4~5センチ。主に佐渡島中央部の水田や川辺に分布する。新潟大の関谷国男・協働研究員が1997年に発見した。水田に多いツチガエルと似ているが、腹が黄色く、鳴き声も「ギューン、ギューン」と特徴的。 研究チームは、ツチガエルとは遺伝子の4~6%が異なり、交配させても子のほぼ全てが生殖能力のない雄となることなどから、新種と判断した。佐渡島が20万~80万年前に本州から分離した後、島内に取り残されたツチガエルから派生したと推測している。
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広島大は、福島の原発事故後の復興に貢献する専門家を育成するプログラム「放射線災害復興学」を開設することを決めた。原発事故でこの分野の専門家不足が表面化し、原爆投下後の復興や放射線医学研究を支えた広島大の実績や経験を生かすのが狙い。 来年10月のスタートを目指し、新たに広島大の大学院に進学する10人程度を募集する。大学院生は各研究科に属しながら修士・博士課程の5年間のプログラムを受講する。 医学、環境学、工学、心理学など各分野の専門家が、放射線から「生命を守る」「環境を守る」「人と社会を守る」などをテーマに講義。福島大や福島県立医大、放射線医学総合研究所(千葉市)の研究者を招いたり、福島県で放射線の測定や住民の健康調査にも関わったりすることを検討している。
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